冬が消える
及川三貴


晴天の空間に
眩暈を誘いながら在る 誰
敷石の上に薄い影投げる日が
暮れる 薄刃の風が

私やお前を切るのだろう
誰 曝して満ちた

静か 冷えてゆく
夜か 息か



自由詩 冬が消える Copyright 及川三貴 2007-03-23 23:58:40
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