ワールズエンド・スーパーノヴァ
AB(なかほど)
"i"
嘘の恋も重なれば
いつか本当の恋になるんだろうか
なんてテレビを見ながら
桜が見たいとか
"i"
とりあえず
ひとりでは始まらない
それは
今 現在のことであり
あと数日も熟成されれば
ひとりでも何かが始まるのだろう
"i"
ちなみにこの時間単位は比喩であって
実質的には
なんの意味も持たない
"i"
つまり
君の時間と僕の時間を掛け合わせると
未来ではなく
過去に向かって行く
"i"
そんなことでは誤魔化されない
という
君も
"i"
もちろん
僕も
"i"
例えば
"0→∞"
で
"0=∞"
だとしても(これは普通の感覚だが)
"i"
よりは空しくはない
"ワールズエンド・スーパーノヴァ→i"
"ワールズエンド・スーパーノヴァ≒i"
それでも
かの教授が述べた
「毎日が 千年に一度なんですがね」
(ビースト氏伝える)
に
知らずにリスペクト
している
"ワールズエンド・スーパーノヴァ≠i"
"ワールズエンド・スーパーノヴァ∈i"
そして
どこかで
心のどこかで
は
君の世界も僕の世界もある
それは
ここかもしれない
ここではないどこかかもしれない
それでもある
ことに
変わりはない
ある
ことに
変わりはない
"i"
何も知らない僕から
君へ
しごく当然の景色を前にして
"i"
fromAB