狐福
朱雀

光差し添う日照雨そばえ受け

孕む息吹に 背を伸ばし

明日を手繰りて ときめきを

いだわらしが 虹を吐く


透ける視線は 横豎おうじゅ翔け

まだ見ぬ感喜 兆し生み

見継ぐえのこは うらうらと

夢につたよう草の原


現未げんみに架かる天弓が

調べ奏でて 七色の

彩り添える萌蘖ひこばえ

彼岸に金の実を結ぶ


穂波の先に懐裡のせ

細鳴さなりと揺れる幸魂さちみたま

心足る日の面影に

嫁ぐ狐の置き土産


自由詩 狐福 Copyright 朱雀 2007-03-01 20:17:53
notebook Home