木漏れ日が
七味とうがらし

木漏れ日が

骨だけの大きな大きな傘を回した隙間から

傘の役目を果たすため

たくさんのいろんな帽子をのせて
落っこちそうな大きな隙間には骨を渡そう
回すのが重いからベダルをつけよう
帽子が遠心力で飛んでかないようにゆっくりこごう

色鮮やかな帽子の木漏れ日が
枯れ葉の地べたを廻ろう



いつか、どちらかが死に
そして残ったどちらかは深く深く傷つくだなんて

飛んだ帽子は拾ってのせるから
もうすこしゆっくりこいでください

地球はそんなに丸くないわけだし


自由詩 木漏れ日が Copyright 七味とうがらし 2007-02-09 21:03:16
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