記憶なき詩に唄う(二)
し ん

廃れたこの世界
疲れ果てて
この場より
消える為に
この楽器しんぞう
奏で糸に触れて
愛撫して

消滅の明る
が鎮静に
点滅

薄れゆく記憶


自由詩 記憶なき詩に唄う(二) Copyright し ん 2007-02-02 22:45:19
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