花嫁さま
ふるる

瑠璃、瑠璃、瑠璃、瑠璃、
瑠璃色の

海、海、海、海
海の下

珊瑚はお手手をいっぱいに広げていたい
広げてお日様を集めていた
お日様を集めて花嫁の衣装に

花嫁さま
しずしずと
海の下からおなり

花嫁さま
真珠の肌
銀の鱗

どちらへお嫁にまいりますか

どちらへも・・・・・・

さささ、こちらへこの衣装をさあ

まあなんてきれい
なんとうつくしい
お日様を集めた花嫁衣裳

きらきらきらり
しずしずしずか

波が編んだレースで飾っておきました

珊瑚はお手手を振りました
魚はアーチをつくります
ヒトデはお飾りなりました

花嫁さま

どちらへもゆかれませんか

ええどちらへも・・・・・

花婿のない婚礼は
夜まで続き

月が宴を照らします

花嫁さま

やはりどちらへも

ええどちらへも・・・・・

うつくしく着飾った花嫁さま
真珠の肌に
銀の鱗

きらきらきらり
しずしずしずか

瑠璃、瑠璃、瑠璃、瑠璃、

瑠璃色の

海、海、海、海はまた

その瑠璃色を濃くするのでした



自由詩 花嫁さま Copyright ふるる 2007-01-25 00:51:17
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