190cm


 ボクの脳髄を駈け巡り

消えていった電撃の疾風よ

お前等は何を知っていた

お前等は何かをボクに伝えようとしていた

お前等の残像からは何も見えない

ボクは何か大切なものを忘れてしまったのではないか?


 ボクの脳髄を駆け巡る電撃の子等よ

何故そんなに行き急ぐ

ボクがお前等に気づいた時には

お前等はもう残像ではないか


 なあ、ボクも連れて行ってくれないか

そこに、忘れてしまったものがあるのだろう?




自由詩Copyright 190cm 2007-01-20 04:20:09
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