雨の日/由比良 倖
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- リつ 
- 鵜飼千代子 
- 洗貝新 

さあっと読ませてもらいました。
よく書けているとは思う。思うのですが、この口調から少年の年齢や姿がちょっと乏しいかな、と。少年ならばもう少し少年らしい口調があると思うし、彼女の名前は透子。この透子という名前を見てどれくらいの年頃なのか、疑問視する読者は多いと思う。恵子美子幸子俊子美枝子晃子久美子千代子律子亀子珠子~なんて子を付ける三文字の若い女性を最近見たことがありません。透子。ずいぶん年上に読めてしまう印象(透子さんごめんね)。
小説ならば先ずは人物の把握。一番大事だと思います。知ったような言い方ですが、僕はそう思います。失礼しました。



---2025/05/22 13:59追記---
 
作者より:
>洗貝新さん

ありがとうございます。
個人的には、書いていて、少年は(大人びてはいますが)中二病の年齢で、
子供っぽいと思いましたし、背伸びした13歳ならこれくらい喋るだろうと思っていました。
透子という名前が古くさいということも感じていませんでした。
亀子や珠子と似た、時代がかったイメージだとは本当に感じなかったんです。
僕には時代感覚が無いのかもしれません。だとすれば危惧すべきかもしれません。
洗貝さんの、少年性への理解や、ポップさ、現代性への鋭敏な感覚、とても参考になります。
それらは僕には欠落したものかもしれず、指摘されなければ気付けないことです。

人物を描くことについては、これからの大きな課題です。
この小説に関しては、人物描写抜きでも、雨を主役としてさらっと書けていると思って、
自分では特に違和感を感じていなかったのですが、
やはりどんな小説に於いても、人物がしっかり描けてないといけないのかもしれませんね。
小説であるならば、まずは人物の把握が一番大事だという視点を、持ち合わせていませんでした。

洗貝さんの仰ってくれることは、いつも僕に新たな見地を与えてくれます。
それが一般論ではなく、洗貝さんが直に感じた想いであるなら、尚更のことです。
いつもありがとうございます。
これからも精進していくつもりなので、よろしくお願いします。

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