失明/日々野いずる
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- レタス 
- おぼろん 
- アラガイs 

タイトルは失明とされていても終わりのほうを読むとこれが喪失を示唆しているのがわかる。~光ひかり光~わたし私わたし~と混乱する様。つまり目の前の事柄が曖昧に思え精神的に見失うということですね。実際に失明することではない。ということを概念的には意味されるものとして受けとめることができます。これを言語学的に捉えればご存じのシニフィエというフランス語になるわけですが、~理想像の幽霊と同居する~とかの表象(シニフィアン)も曖昧ですね。なのでイメージ的には捉えにくい。むしろ読めば失音という声の喪失を感じますよ。つまり意味されるものよりも意味する言葉のほうが勝っている。という印象を持ったからです。


- atsuchan69 
- ryinx 
 
作者より:
みなさまポイントありがとうございます。
コメントもいただきまして嬉しく思っております。

こちらはおっしゃるとおり喪失の詩です。
自分の理性を混乱させればさせるほど、幽霊に会えるとは思いませんか?
何も確かなものが無くなってしまった、全ての知覚はまやかしであるからです。
というようなことですね。
それだけのかける価値のある喪失だったのです。

改めまして読んでいただいてありがとうございます。

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