作者より:
河野様よりご指摘を受けまして、色々誤解を生みやすい書きかたをしていたことに気が付きました。一部修正しておきます。
具体的な解説と、他の方へのお返事はまた後日させていただきます。
---2017/06/08 00:33追記---
>Lucy様
コメントありがとうございます。色々なことがありました。
>鵜飼千代子様
言い勝ちするような詩しか書けないのかもしれません。批判が怖いのかも。
でも鵜飼様が仰って下さったので、じゃあ、次は感情をもろに出してみようかしら、と思ってます。
>たなかしゅうこ様
ありがとうございます。私の歳でもなかなか痛いです。自覚してます。
>霜田明様
コメントありがとうございます。手放しで褒めてくださるのもまた嬉しい。結局、人からの言葉ってなんでも有り難いです。
>河野様
いえいえ、こちらこそご指摘ありがとうございました。しかもわざわざポイントを付け足してくださるなんて、かえって申し訳ないやらありがたいやら。どうもです。
---2018/04/16 21:24追記---
>狩心様
この文章には思い入れと同時に、あちゃーやっちまったーという部分もかなりあるので、詳しく考察&批評してみます。自分の書いたものを考察&批評とは、おかしな話ですが、大分前に書いたものなので、過去の印さんが書いたものとして考えます。
まず、狩心さんが感じられた読みづらさですが、理由はハッキリしておりまして、最初の3連がツギハギだからだと思います。メモから別々に引っ張ってきたので。
これ、確か当時から薄々気づいていたのですが、1連目は明らかにアパートか何かの2階から夜の街を見下ろした光景なんですよ。「胸を裂くような光」は普通に光の痛そうな街灯を指していて、その下を人々が歩いている。という光景に感傷的なものを感じ、光景を抽象化しています。
そして自分の立ち位置すら、アパートの2階を抽象化してしまっているのだと思います。神様気分というか。
なのに2連目は、自分が地面にいるんですよ(笑)
これ、1個目のあちゃーですね。
・夏の神さま
夏の感情を司る大きな存在として書きました。
・青い息
これは不親切な表現でしたね。「青息吐息」から取りました。夏の神さまが人々を憂鬱で支配しようとしてるぞ!という(笑)
・微旨のあぶらみ
ただ単に美味しいものとして書きました。「あぶらみ」だと不純物のように思えてしまうんですね。「甘み」の方が良かったでしょうか。
詩人は木造のボロアパートでも些細な幸せを感じていたのですが、夏の神さまの憂鬱に感化されてそれも感じられなくなった、というお話です。
個人的には3連目までがピークです。
狩心さんが仰る「不自然な頑張り」は、恐らく
①全くバラバラな3つの文章を繋ぎ合わせたこと
②4連目以降、整合性と雰囲気づくり、ボリュームの調整のために無理やり文章をねじ込み、更にそこに多すぎる意味を持たせようとしたこと
に端を発するのだと思います。
2個目のあちゃーは4連目以降ですね。
雨はそうですね。これから降る設定です。
これ、アパートの構造が一般にイメージするものと違うのでややこしいんですね。当時は、外から繋がる扉から入ると共用の廊下があって、自室に入るにはもうひとつ扉があるという設定で描いていました。だから、部屋から出ただけでは、雨が降りそうなことに気がつかないと。
ややこしいぞふざけんな印あかり(笑)
それに一般のアパートには窓というものが存在するので、普通の人が夜の暗さに紛れて雲の膜に気づかないというのは、相当鈍い部類だと思います。
普通の人が気づかない不正義のようなものに、一人だけ気がつく主人公を演出したかったんですが、うまくいきませんでした。
・泣きそうな心で階段を降りた わたしを見ていた、本当の歪みを(正すことなどできない)(だからこそわたしはあの部屋を出た)
苦しいですね。なんとかして最後の締めに繋げなければと。
でも「本当の歪み」については確か、ちゃんと考えていました。カーブミラーが人を歪ませるのは、カーブミラーのせいじゃない、と。カーブミラーは悪い奴じゃないんです。カーブミラーは「本当の歪み」にそうさせられていただけで、等しく皆被害者なんだと。「胸を裂くような光」を放つ電灯もそうです。被害者なんだと。
それを主人公が「正せない」と感じていて、半分諦めている。
それでも戦いに行かなければならないと感じ、自分の矛盾に泣きそうになりながら部屋を出た、という……。
意味が多すぎました。詰め込みすぎました。これじゃ誰にも伝わらないですよね。これだけ取り出して、一本別に仕上げるべきでした。
・ポケットのなかで、ずっと部屋の鍵が鳴り続けている
狩心さんの汲みかた通り、引き留めようとしています。警鐘のようなものです。
「本当の歪み」と戦ったらオメェただじゃすまねぇぞ。
帰ってこられねぇぞ、と。
以上、こんな感じです。
自分で自分の書いたものを解説するのは小っ恥ずかしいですが、すっきりしますね。あちゃー、も改めて見直せました。
この作品については、今わたしが取り組んでいることと重なる部分があるので、無下に出来ない気持ちもあります。
そして狩心さん、ありがとうございました。
わたしの不躾なお願いに応えて下さって、また、こんなに真剣にわたしの作品を読んでくださって、本当にありがとうございます。
---2018/04/16 22:24追記---
---2018/04/16 23:38追記---
>狩心様
この姿勢、良きですか?(笑)
わかりやすくするのは、本当に難しいですね。
課題です。楽しそうでもあるんですけどね。
いつかこの詩のアンサーというか、同テーマで別のものが書けたらなァと思います。