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  若い者は威勢がいい
  つっぱてるところが魅力だ
  詩なんか糞でもない
  詩に威厳などない
  詩人に特権などない
  バンドやってるように
  アカペラでやってるだけだあ
   ....
  

   『麻薬書簡』は読んだが
   麻薬はやったことがない
   ほんとうにハイになっちまうのだろうか
   ハイになると何が見えるか
   ハイになるとどんな音が聞こえるか
  ....
  ぼちぼち本を読もうという気になった
  うつ症状からの脱出だ
  現代詩手帖2005年の年鑑
  拾い読みしていたら
  昔の仲間がこぞって
  2004年代表詩選に選ばれていた
   ....
 

  路上からころがるビー球追いかけて草むらの中鳥が死んでる

  ヘラクレイトス持ち寄って読書会する三つ目ばかりの
 
  ブレーキをかけないままで港からそのまま海へ四人の若者

 ....
  
   永遠に汚してしまった雪
   悲しみの樹氷

   スタッドレスタイヤで
   刻んでしまった

   {ルビ刺青=いれずみ}

   寿司屋の父の背中のように


 ....
 

  父は帰ってこなかった
  後で知ることになるが
  街の花柳界で板前として働いていたようだ
  華やかなところだから飲む賭つ買う
  生活を送っていたらしい
  ぼくた ....
  母はぼくを背負って
  毎日踏み切りを渡った
  栄耀失調だったぼくは
  医者に通っていたのだ
  記憶は曖昧だが
  ぼくたち母子は貧しかった
  ある医者は
  『下痢をするの ....
  セックス・ピストルズ
           のビデオを借りてきた
  バンド名が凄い
         パンクか
  まだ調子が悪くて見ていない
               セック ....
   ふと婦人は席を立った
   向かいの席だった
   ぼくは隅が好きだ
   ぼくは隅に座っていた
   カバンを架けかえようとしていた
   ジャケットのフードがじゃまで
   カバ ....
 

  おーい 船乗りさん
  船乗りさんよ
  ひょっこりひょうたん島
  見てたかい
  船乗りさんよ
  ひょっこりひょうたん島
  乗ってたかい
  オーバークラフトだった ....
   駅は谷になっていて
   陽射しが差し込まないで寒い
   何を考えるのでもなく
   電車を待っている
   やがて電車はうなぎになってあらわれる
   だれも驚くやつはいない
  ....
  ピカデリー・サーカスで映画をみた
  フランツザッパの「ONE HUANDRED
   MOTELS」だ
  館内はポプコーンとコーラで食べたり
  飲んだりの大騒ぎだった 誰が真 ....
  灯油ファンヒーターを
  いもうとがつけておいてくれた
  ありがたかった
  割れて 砕けて 裂けて 散る*
  波がみたかった
  マックでアイスコーヒー飲みながら
  夜の海が見 ....
  飯田かほりさん
  アメリカはどうですか
  もう米語は自由に操れますか
  オクラホマ州の大学で
  教壇にたつあなた
  生物学は
  興味をもたれていますか
  あなたは10年 ....
  
 (柳の下に{ルビ泥鰌=どじょう}はいないという 
  泥鰌鍋を食べたことはないが
  寿司屋だった私の父は生きたまま
  泥鰌を丸呑みした
  子供心にびっくりした
  わた ....
 

  山茶花の花が散っていた
  女の子の生理のように紅かった
  生理が面倒だから子宮をとってしまいたい
  という娘もいるそうだ
  男の私にはよく分からないが
  月ごとの排卵 ....
 

  美人の母をもちたかった
  美人の母をもちたかった
  母は美人でもなければブスでもない
  母は書道の師範の免許を持っているが
  教養がなかった 尋常高等小学校しか
  で ....
  


   機械が動きだしている
   工場ではもうみんな起きだして
   働きだしている
   生産ラインは整然としていて
   不純物はまぎれこまない
   工場は一部ロボット ....
  


  モウレツな猿が異星人のように
  人間社会にもぐりこんでいる
  そうしてわれわれの情報を盗み取っている
  もう体毛は退化しほとんど人間と変わりない
  モウレツな猿は早 ....
  酒豪李白は
  酒が入るっといくらドンから
  宮廷入りを促されても
  頑としてうけいれなかったという

  安酒場でそのままのみつづけたのだそうだ
  李白は酒量をしらない ....
虹村 凌さんの天野茂典さんおすすめリスト(20)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
0からの出発だ!- 天野茂典未詩・独白205-3-4
ヤクのような一篇の詩を- 天野茂典未詩・独白405-2-23
現代詩手帖よ- 天野茂典未詩・独白405-2-21
オナニーを始める娘- 天野茂典短歌605-2-20
父の背中のように- 天野茂典自由詩105-2-19
その血もまもなく滅びようとしている- 天野茂典未詩・独白2005-2-16
子供たちに母の背中を- 天野茂典未詩・独白1005-2-13
こんな日はどんな夢を見たらいいんだろう- 天野茂典未詩・独白505-2-12
ぼくは小岩井ミルクとコーヒーをごくごく飲んだ- 天野茂典未詩・独白805-1-26
ポパイも飛んでやってくる- 天野茂典未詩・独白104-12-14
うなぎ電車- 天野茂典未詩・独白304-12-14
映画なんかどうでもよかった- 天野茂典未詩・独白304-12-11
マックでアイスコーヒー飲みながら- 天野茂典未詩・独白204-12-10
オクラホマ州で- 天野茂典未詩・独白104-12-9
柳の木の下で- 天野茂典未詩・独白104-12-9
明烏- 天野茂典未詩・独白304-12-1
美人の母をもちたかった- 天野茂典未詩・独白404-12-1
ダイヤモンド・ダーストを見る前に- 天野茂典未詩・独白404-11-22
異星の客- 天野茂典自由詩404-11-17
非凡と平凡- 天野茂典未詩・独白204-11-15

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