すべてのおすすめ
なめらかな時間のなかを
女がひとり
黙っている
場ちがいな寒さをたえながら
来るはずのない返事を望んでいる

皮のない果物のように
傷みやすい夢であった
どれだけ
アスピリンを
ヴァイコディンを
メタドンを
ヒドロコドンを
中毒になる程止められなくなって
直視出来ない様な
注射痕を遺して
全てが滅茶苦茶になりながら
摂取し続け ....
破水した光の{ルビ枝垂=しなだ}れ
終わらない夏の囚われ
わたしは煮え立つ釜のよう
せめぎ合いの果てに溢れ出す

      
しろくのけぞる
      朝顔のうなじ 
       ....
夕陽に吸い込まれるカモメ見ている 誰も知らない何かが
このなかに住んでいて
すやすやとチューブから
トマトを吸い込んでいる。

無性 ....
台北の街の夜

部屋ではショパンが鳴っている

雪崩るように鳴っている

夜の深さを測っている


異国の夜は

情報量がすくなすぎて

闇が深いから

あの夜のように
 ....
立入禁止の公園に赤く錆びた遊具と忘れたい記憶 閉じた瞼の向こうで漁火またたいている すぎていった風雨のあと 空は
山吹色の 神話のように
かがやいていた
薄明が跨線橋へと降って
思い出したのは、
こちらでは空のむらさきを見た覚えのなかったこと

   ずうっと雨ばっかい ....
6月17日は17時から酒を飲んでいた。東京は梅雨入りしたばかりで、湿気が不慣れな手つきで渋谷の街を撫でていた。金が無かった。ファミレスの白ワインはばかみたいに安かった。ばかだから無遠慮に下品に低俗に、 .... 草原を遠望する瞳は
遥かに一閃する時の煌めきを見逃さなかった

確かな四肢は沃野を愛し
太陽や月や星座と寝起きをともにし
ときおり微細な流星が空をよこぎってゆく

瞬間を感じそのものを生 ....
告げた
告げられたこともあった

書いた
書かれたこともあった

そんな、繰り返し
サヨナラと書かないサヨナラ
曇の裏側 霧の糸
半分の眠り 半分の過去
器からあふれる
布地の光


闇を描き足す指の痛み
静かに眩む暮れのまばたき
ふいに近づき 消える影
遠のくことさえ知らぬ影 ....
目が覚めて
ぼくはそのことを新たに自覚し直すと
やらなくてはならないこととして
すべてのあなたを
丁寧に土に埋めた

庭の木の
葉群が揺れる音以外には
何も聞こえないかのような
よく ....
天気予報によると午後から曇り、ところにより雨、らしい。傘を持っていくか一瞬迷ったのち、会社の置き傘を頼ることに決めた。階段をおりて、自転車に乗って、駅まで。いつもの道をペダルを漕いで進み、通学の児童は ....   土嚢でも背負っているのだろうか
  きょうの町は、肩の辺りが硬く強張っている
  木陰のところで音楽は重なりあって死んでいる
  物欲しげな野犬は吸い殻に鼻を近づけやがて立ち去った
 ....
遠花火指輪の跡に気づかないふり 四角い君が
手を触れないでも
美しい音色を出す君が
とっても気になるんだよ
いつか会いたいな
テルミンさん
湯船の湯の中でアルファベットを書いていると
いくつものカルマン渦が生まれた
小さなCの渦
乱れたEの渦
投げやりなXの渦
Qを書くと
Qの渦が生まれ
その中心が優しく輝いているのが見 ....
涙流れず鎮痛剤も効かない夜です 蒼い夜を仰ぐ
氷点下の月面は寒いだろう
息をするだけで
小さく鋭い氷柱を飲むような極寒
月の海はどれも凍りつき
孤独死をするのにはうってつけだ
氷点下の月面はきっと美しいだろう
 ....
きみとじゃんけんして
どっちが勝ったってかんけいない
だれかがやらなければならない

きみを愛した代償なんて欲しくはない
ぼくたちは証券なんてあてにしてはいないんだ

まっさらな後悔なん ....
笑顔描かれた靴で蹴られている その虫は
どこからともなく現れて
花に潜り込んで喰っている
払い落そうとしても
逃げもせず
しがみついて
貪り喰っているので
憎らしい
しかもとても醜い虫で
気持ちが悪い
その虫の ....
ワイン3本空けて新緑と残雪の境 今日も同じ場所で立ち止まれば
聞こえて来る 母の明るい声

「あんたはヤクルトが大好きでね、
 お風呂上がりに必ず一本飲まないと寝てくれなかった。
 ある時買い置きがなくなっちゃった時があっ ....
生活という書式をたちあげる
ブラインドの隙間から
僕の一日がやってきたならば

年月という埃をまとわせ
洗濯機からまっさらな振りをしてでてくる
洗いざらしの理想

ベンジャミンフランク ....
あのとききみは
あかるさに追い縋るようにして
いきていた
生きるということに
いのちがけでなくなったのは
いつのことだろう
ぎんいろの膚をして
ぴんと降り立ったあめのように
あの児がわ ....
壁の隅の夜を
蜘蛛のかたちの水が昇る
ひとりの蜘蛛が
従者のように着いてゆく


緑の坂が八月を擦る
指は棘 長い長い棘
水の抵抗に反り返り
鍵盤の主に突き刺さる

 ....
一般病室に引っ越して窓が明るい
山本元也さんの自由詩おすすめリスト(66)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- はるな自由詩614-8-28
鎮痛剤じゃ治らない- 凍月自由詩3*14-8-27
沸騰点- ただのみ ...自由詩23*14-8-27
夕陽に吸い込まれるカモメ見ている- 北大路京 ...自由詩514-8-27
吐瀉物- あおい満 ...自由詩514-8-27
台北の街の夜- 吉岡ペペ ...自由詩414-8-27
立入禁止の公園に赤く錆びた遊具と忘れたい記憶- 北大路京 ...自由詩5*14-8-26
閉じた瞼の向こうで漁火またたいている- 北大路京 ...自由詩414-8-26
仲夏- とおの自由詩414-8-26
花たち- 青土よし自由詩114-8-25
野性の夢- 梅昆布茶自由詩1614-8-25
サヨナラを言わないサヨナラ- 中原純乃自由詩10*14-8-25
雨の表紙- 木立 悟自由詩914-8-25
12- きるぷ自由詩314-8-24
ぼくらが旅にでない理由- メチター ...自由詩7*14-8-24
移住- 草野春心自由詩814-8-24
遠花火指輪の跡に気づかないふり- 北大路京 ...自由詩714-8-24
テルミン- 凍月自由詩5*14-8-23
Qの渦- ichirou自由詩14*14-8-23
涙流れず鎮痛剤も効かない夜です- 北大路京 ...自由詩714-8-23
氷点下の月面- 凍月自由詩5*14-8-22
ともだち- 梅昆布茶自由詩1414-8-22
笑顔描かれた靴で蹴られている- 北大路京 ...自由詩914-8-22
独裁者- Lucy自由詩17*14-8-21
ワイン3本空けて新緑と残雪の境- 北大路京 ...自由詩514-8-20
ヤクルト- 夏美かを ...自由詩47*14-8-19
日時計- 梅昆布茶自由詩1614-8-16
- 梶谷あや ...自由詩414-8-14
降り来る言葉_LXVII- 木立 悟自由詩614-8-11
一般病室に引っ越して窓が明るい- 北大路京 ...自由詩614-8-10

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