すべてのおすすめ
左手にヘアアイロン、右手にスマホ。高校生の娘は朝の忙しい時にも、そんな習慣を欠かさない。前髪がそんなに重要なのか、ラインでどんな大切なメッセージがあるのか、聞きたいところだが、朝から言い合いたくない ....
冷蔵庫の中でしずかになにかが貯蔵されているが
それはけっして常温の空気のなかにはでてこないものかもしれない
陽光のとどかない深いうみのそこで
眼のないいきものたちが生命活動をくりひろげていて ....
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)と広島交響楽団が共演するクラッシックコンサートに行く。
「平和の夕べ」と名付けられたそれには、ほぼ空席はなかったが、二階席中央ぽっかり二列だけに誰も座っていないところが ....
人形の家のノラのようにように妻は家を去った
軽薄でもなく明るく出て行ったものだ
公証人のまえで離婚の書類を書いた
そのあとでコーヒーでも飲もうと言い出して
でも埼玉の東松山などにはマックさ ....
あなたは何処に生きていますか
過去に未来にそれともめちゃめちゃ現在ですか
どこにいようと生きていてくださいね
高校野球もたけなわで猛暑のなかでもけっこう人間は
9回ぐらいの攻守もできるもの ....
等速運動をつづけているうちに鳥は羽根をもがれて
上腕二頭筋と三頭筋間のしがらみに別れをつげる
慣れない歌をうたいつづけて喉が嗄れたよるは
冷蔵庫のかたちをした夢をみる
B♭ないちにちの ....
サイモン&ガーファンクルの「コンドルは飛んで行く」を聴くたびに
南米インディオのフォルクローレである「花祭り」を連想する
ケーナのここちよい響きにつつまれた僕にとっては幸せな楽曲である
スペ ....
なぜか通夜や葬式に雨が降っていることが多かった。
人が死ぬということ、世界のどこかで雨が降るということは、あっけないくらいあたりまえのこと。けれど自分にとってゆかりのある人の死は、雨があがったあ ....
人が奥歯を噛み締める時はどういう時だろう。
何か重いものを持つ時とか、野球でバットを振る時とか、一瞬に自分のありたけの力を込める時とか。
もしくは、口に出来ないような怒りに対して耐えるほかない時と ....
150530
今晩、8時半頃、ベートーベンの交響曲をかなり音量を上げて聞きながら、メールチェックなどしていたら、部屋の隅から何か音がした、なんでだろうと ....
テーブルの上に、あした買ってきたりんごを置いてあると言う。
もちろん、そんなもの私には見えない。母だけが見ることのできるりんごだった。
今朝も雨が降っていた。桜の季節はいつも雨に邪魔され ....
今年の桜は早かったようで、娘の高校入学式にはすでに満開を過ぎて、けれどもかろうじて花は残っていた。この季節、日本は桜の国になる。わたしたちは桜の国の住人になる。お祝いごとがそんな時期と重なるのは、 ....
勇敢な者となり人からの栄光を求めてはならない。
生田:大垣さんは集会で注解をしたいけどなかなか出来なくて悩んでいると仰っておられたので、今日は励ましとなる資料を探してきたんですよ。
....
今、私は冬の終わりと春の始まりのうすごおりのような、境界面にいる。(、のだと自覚する)
今日は暖かくなると天気予報が告げている。自転車通学をしている娘の防寒ジャンパーが玄関に置き去りされている。 ....
ささがきに思い出すのは小刀で鉛筆削った美術室/午後
ごぼうのささがきは、どこか鉛筆の芯を削ることに似ている。
違っているのは、ごぼうに求めるものは皮と実の部分であって、鉛筆に求めるものが芯の ....
ポケットは好きだ。
もし、この世界からポケットがなくなったら、ぼくはきっと、お猿さんになっちゃうだろう。いちばん好きなポケットはダウンジャケットなんかについてる、ハンドウォームポケットっていうや ....
推理小説はあまり読んでいない。
でも覚えているチャンドラーの造形なる私立探偵フィリップ・マーロウの科白。
「タフじゃなくては生きて行けない。優しくなければ生きている資格はない」
あんまり ....
友人の車のターボチャージャーがいかれて修理に15万ほどもかかるので
通勤の足の無い友人に僕の車を貸してある。
僕はといえば通勤は自転車で5、6分歩いて10分というところなので
日常的に自分の車に ....
{引用=
Twitter上の企画 #空想の街 氷涼祭
http://www4.atwiki.jp/fancytwon/
に参加しました。
}
cielo(チェロ)、俺の名。
空とい ....
さまざまな妄想は 書き物の中より現実の方が多い。
というか 書き物は現実の一部でしかないと思う。
ひとりひとりの妄想は プラスされマイナスされ
本当の事などは無力のように思える事もある。
勝て ....
星のながれるよるに静謐のくにへ往ぬるもの達の齢をかぞえる
ささやかにいのちを刻む時計台の街に棲む
難破船はたぶん航海を夢見ながら座礁したままで生きて行く
いつか補修するあてをこころの糧に ....
私はオリジナリティーという言葉をあまり信じていない。言葉は語り継がれるもので誰かが一人占めできるものではないから。それに誰かが作品として発表した言葉やものの考え方に似たものが過去にあったからといって ....
いまだに雑味というのがどのような味なのか分からない。多分コーヒーの味を科学的に分析した本を棚の奥から引っ張り出して調べれば書いてあるのかもしれないが。雑味というのは自分が求める味を邪魔する味のことだ ....
スーパーマーケットで、安寧芋という名前の芋を買ってきた。鹿児島の種子島の特産品らしい。
よく出回っている鳴門金時芋より少し高いけれど、トースターで焼くと黄金色の身は柔らかく溶けるようで、それだけでも ....
突然、お祭りをはじめたにもかかわらず
多くの方に ご協力を得て 無事 お祭りを終了させていただきます。
わたしとしては、
とても楽しかったです。
以前、祭を企画するなら ....
以前、【節分祭】【雛祭り】という
ポイントなしの レスを できるだけ多くのかたつけさせていただこうという
企画をやらせていただきました。
節分祭、雛祭り いずれも クレームをいただくこともな ....
「土砂崩れのあった山のあたりは 幾たびかの土石流が重なりあってできたので、昔の地名には、 それが残っていたらしい。」と、母が どこからか聞いてきた。調べてみると 阿武山というのがある。
【阿】という ....
私は蝉の声の中で、ひぐらしのものが一番好きである。少し緑がかったボディに透き通るような翅というビジュアルも美しいと思う。夕暮れや明け方にカナカナ……と聴こえてくれば、夏の終わりを含んでいるようでなん ....
私はかつて[緑病]と呼ぶべき奇妙な病気に罹ったことがある。
それは十八歳くらいの時で、高校を卒業して初めて社会人となって働き始めた頃のことだった。
なぜか緑色に魅かれて、服も靴もバッグも帽子も身に ....
民俗学者折口信夫が唱えた学説は「折口学」と呼ばれますが、わたしはその折口学の信奉者なのです。
といってもその信奉の歴史はごく浅くて、わたしが折口学と出逢ったのは二年ほど前のことでした。それは折口 ....
芦沢 恵さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(104)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
こらえれば海路の日和あり
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そらの珊 ...
散文(批評 ...
7
15-9-4
もとかれもとかのに捧げる散文詩
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梅昆布茶
散文(批評 ...
11
15-8-12
「平和の夕べ」コンサート
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そらの珊 ...
散文(批評 ...
9*
15-8-11
僕がいつまでもつたえようと試みる大好きな詩友たちへなんてne
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梅昆布茶
散文(批評 ...
7
15-8-10
夏に
-
梅昆布茶
散文(批評 ...
5
15-8-8
蝸牛考
-
梅昆布茶
散文(批評 ...
7
15-8-7
花祭り
-
梅昆布茶
散文(批評 ...
7
15-8-5
夜更けの紙相撲・今日もどこかで雨が降る
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そらの珊 ...
散文(批評 ...
6
15-7-3
夜更けの紙相撲・6月4日むしば予防ディ
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そらの珊 ...
散文(批評 ...
10*
15-6-11
マグニチュード8.5
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あおば
散文(批評 ...
4*
15-6-3
あしたのりんご
-
たま
散文(批評 ...
14*
15-4-19
夜更けの紙相撲・チルチル_サクラ
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
11*
15-4-14
勇敢な者となり人からの栄光を求めてはならない
-
生田 稔
散文(批評 ...
1
15-4-13
うすごおり
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
11*
15-2-23
夜更けの紙相撲・如月のきんぴら
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
9*
15-2-21
ポケットのひと
-
たま
散文(批評 ...
16*
15-2-16
ハードボイルド
-
梅昆布茶
散文(批評 ...
5
15-1-27
赤いモペット
-
梅昆布茶
散文(批評 ...
9
15-1-19
猫人のひとりごと__#空想の街_氷涼祭
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北大路京 ...
散文(批評 ...
3
15-1-6
知略崩し
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砂木
散文(批評 ...
7*
15-1-1
星の流れる夜に
-
梅昆布茶
散文(批評 ...
3
14-12-27
記憶を宿すこと
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深水遊脚
散文(批評 ...
8*
14-12-14
That's_Me
-
深水遊脚
散文(批評 ...
2*
14-11-23
夜更けの紙相撲_霜月あるいは食物月(おしものづき)
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そらの珊 ...
散文(批評 ...
15*
14-11-15
★10月31日_ハロー勝利(ウィン)_【収穫祭】企画の終了の ...
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るるりら
散文(批評 ...
4+
14-11-4
★10月31日_ハロー勝利(ウィン)_【収穫祭】企画のお知ら ...
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るるりら
散文(批評 ...
6*
14-10-30
阿武山
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るるりら
散文(批評 ...
9*
14-10-6
夜更けの紙相撲_夏の墓
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そらの珊 ...
散文(批評 ...
10*
14-9-3
散文_【_緑病_】
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泡沫恋歌
散文(批評 ...
10*
14-7-21
続・詩のしくみについて_(折口信夫とわたしの因果関係を妄想す ...
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たま
散文(批評 ...
16*
14-7-16
1
2
3
4