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「まなざし」
木の若芽
強さ弱さは千差万別
だから いのち思いやらなければ
人の表情の変わりぐあいを見るより
花のつぼみがひらいて ....
「この声を」
木の若芽
毎晩の眠りを
和やかな瞑想と等しくさせたい
かろやかになって
秋から冬へ
いのちと宇宙の調和を守りたい
わたしだけしか ....
「不安が消える時」
木の若芽
斬新でいる必要はない
ありのままでいつづける そのほうがいい
空にちょっと同意を求めたら
にこっと光ってみせてくれた ....
「わたしのしごと 1」
木の若芽
木に登る
カシの木かクスの木
すわりごこちのいい太い枝を見つけて
体を思いきりあずける
そして
時を忘れて木と ....
「愚者の幸福」
木の若芽
憎まず嫌わず怒らすにいるのはやさしい
仲良く思いやって許し合うのはやさしい
それが
もともとのありかただから
争って悲しませて傷 ....