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闇に灼けた丘の上から見下ろしていた

都市銀河が燃えてゆく

尽く

熱に凪ぐ雑草が足元を切りつけて

素足にさくりと 生傷ができる

寝起きで目をこすっている妹が

泣き出し ....
今よりも夜が濃くて

あれは雨のにおい

ところどころ綻んだ焼き煉瓦の

ちいさな坑道に二人でうずくまっていた

ゆがんだ廃線のレールに

しじまを乗せた汽車を見送っていた

 ....
キクチさんの相馬四弦さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
都市銀河に墜ちる星- 相馬四弦自由詩2*06-8-10
樹海- 相馬四弦自由詩7*05-11-4

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