朝のひかりのなかで想う

どこか彼方の星でも
こんなふうに生命が
朝をむかえているのだろうか

夜の闇のなかにさえも光は在るものだ
宇宙の漆黒のなかにだって朝はあるのだろう

生命が ....
たっぷり食べてぐっすり眠ろう。

簡単なことのようで、
それがとっても難しいのだけれど。

わくわくすることをしたい。
何事にも振り回されずに生きたい。
たとえ振り回されても、
しなっ ....
かあさんは白
とうさんは黒
ばあちゃんは茶色で
じいちゃんは巻き尾
そのまたばあちゃんが
どんなだったか知らないけど
たぶんボクの中にいるんだろう

抜け落ちた
冬毛のなかに
いろ ....
人魚のことばは あぶくです
なにを しゃべっていても 語尾はいつも 
めるふぇんて わたしたちには きこえます
うろこののこる おみあしは めるふぇん です

人魚のゆびさきは 笹船のよ ....
君はクラスの中でただ一人
輝く褐色の肌を纏った男の子

幼児部の時は
「お母さんに会いたい」とよく泣いていた

お母さんはさぞかし優しい人なのだろうか?
遠足の日 君のお弁当は
ポテト ....
猫でした
まちがいなくねこだったと思うのですが
定かではありません

幸せだったかもしれませんし
そうじゃあなかったかもしれません
宿無しだったのはたしかです

いまでもたいして変わり ....
この国では
国民が憲法を守るのではなく
憲法が国民を守っているのです

憲法は国民を縛るのではなく
為政者を縛り
国民の
自由と人権と主権を
守っているのです
不戦の誓いも
そのた ....
絵の具の声が
はじめて油絵具を手にした少女には 聞こえた。
「恥じるな ためらうな チューブから色を ひねりだせ」
開封し、すこしだけ色を出してはみるけれど、ぬっちょりとした色があるだけの
そ ....
               140409

嘘があるから真実もあるだろう
楽観論者の筆者は軽く聞き流す
哲学青年は厳密に考察を開始する
100パーセントの真実なんてあるものか
必ず嘘とい ....
恐ろしくケツがこそばゆいことを
平気で言える人間になるには
他人のケツのことなど考えてはいけない
俺は他人のケツどころか
蟻の門渡りまで考えてしまうので
前立腺を刺激することぐらいしか言えな ....
デブです。
それだけで他のプロフィールはどうでもいいくらい太ってます。
好物はチョコバットと寒天です。
昔、高砂部屋に入門しようと思ったけど身長と筋肉が足らず断念しました。
脂肪ばっかりの ....
花束を君に贈ったのは夏が終わる頃だった
小首を傾げて微笑んだ君との時間をを僕の心の壁にかけてあるんだ

何を約束したのか忘れてしまったが
秋の訪れとともにそれは緩く解けて雲に流れていった

 ....
物語を消費するために
私たちは生きている
今日も悲しい話をありがとう
困難を乗り越えた話
本当にどうもありがとう
感動してる
だから明日もがんばれる
がんばれると思う
明日 ....
 ああ、
 いまいましい

 言葉を捨てようとして
 夕暮れ時の河原に立って
 何度も、何度も投げつけた

 波打つ水面に
 沈みゆく太陽に

 それでも、
 掌を広げてみると
 ....
今でも憎しみの気持ちを持っている。
8年前おれたちの生活を破壊した医者に。
奴は、手術が失敗する確率は1%
はっきりそう言い切った.
だからおれたちは手術を決めた。
おまえの右前頭葉にできた ....
    あのひとの吐息はいつも菫です溶けゆく雪の儚さうつし


    この想い雪花に告げて溶けてゆく好きでした、あぁ好きです今も


    せつなさを櫛で梳かして目をふ ....
家の前の道路を右にずんずん進んでゆくと
やがて海に辿り着く

幼い僕にとって海は未知の世界の
不安や驚異の象徴
大きな不思議な地球の水たまりだった

僕の中学の夏休みは海の生活だった
 ....
左腕に
浮き出た内出血の痣
八年前に受けた
ハーセプチンの点滴は
あたしの血管までもぼろぼろにして
以来 採血は
看護士泣かせの儀式となった
その痕を
老いた母は
かわいそうにと
 ....
私は十三年間
薄暗い工場の中で
機械の一部になって働いてきました
小さな子どもを連れて離婚した
若くもない女には3Kの仕事しかなかった
子どもを保育園に預けて働いた

毎日々
ベルトコ ....
期待されたメダルへの重圧がなくなったからだろうか…画面に映し出された開始前の表情からは力みが取れ、いい演技が予感できた。
そして思ったとおり、久しぶりにトリプルアクセルを成功させた浅田真央のフリ ....
雪を被った針葉樹の臍あたり
ふっくりと一羽の雀
小さな瞳に世界を映す
やがて薄曇りの向こう儚げに
手招きをする太陽へと飛び去って
小さな黒点となり
視界から消えた

わたしの煤けた ....
 ましろな朝。静かな朝。まだ誰も踏んでいない雪はどこまでも、白い。

「雪とけて 村いっぱいの 子どもかな」小林一茶

 雪玉を投げ合う無邪気な子どもたちをみつめるまなざしのなんて優しいこと。 ....
 私はかつて、「詩人はかくあるべき」という詩人像を強く抱いていた。詩人とは何よりもその否定性において優れていなければならなかった。それは現実を否定して彼方へと飛翔する者でもあり、伝統を否定して .... 暗闇の中、老人たちは進んでいく。
右手に白杖と、左手にステンドグラスのランタンを持ちながら列をつくっていた。
夜光虫を引き連れて歩いているような、美しい列の先は遥か彼方だ。
美しさに目がくらんで ....
赤い唇、着物からのぞく素肌

艶やかな黒髪 結びて落ちるは真か夢か

(どうぞ、攫っておくりんす)

熟れる果実、滴る蜜光り 廊に響く甘い吐息

(二つ在るもの)

(や ....
もしも今時間が止まったらどうしよう
人や車や風も動く物は全部動かない
僕がひそかに想いを寄せているあの人も
止まったまま。 このままじゃあの人に想いを伝えられないよ
神様、はやく時を時 ....
いつの日も
夕日は、約束に似ている

すっかり、
日が落ちるまで
果たせなかった約束をかぞえては
また、
あしたに賭ける

ぽつりと、残された
オレンジの雲は
あしたへとつづく
 ....
食事をした

丘の上にある
小さな食堂だった
チキンを注文した
他の客が
代わる代わる
こちらを見るのが分かった
東洋人が珍しいのかと思った
店員含め
女は一人もいなかった
ほと ....
僕の膝下
君の四つ足と同じ高さ

これまで ずっと ここで
僕の膝下が追いつくのを
待っていてくれたわけじゃないと思うけど
今から数時間の"あいだ"だけは
僕のため ....
いったいなんのつみがあろうか

しょうねんしょうじょに

おさないものに

つみをかす

だれにそのけんりがあるのだ

うたいながら

きみとつなぐ

あたたかな

ゆ ....
哭翁さんのおすすめリスト(265)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
光と雲と- 梅昆布茶自由詩1414-5-18
わかってる- ららばい自由詩7*14-5-15
MIX(もらったもので出来ている)- そらの珊 ...自由詩17*14-5-12
めるふぇん- るるりら自由詩18*14-5-11
君に与えられた色- 夏美かを ...自由詩28*14-5-9
猫でした- 梅昆布茶自由詩33*14-5-9
平和憲法- Lucy自由詩9+*14-5-3
血管少女- るるりら自由詩15*14-4-23
真実- あおば自由詩12*14-4-9
ケツがこそばゆい- 花形新次自由詩114-4-9
プロフィール- 末下りょ ...自由詩3*14-4-8
約束- 梅昆布茶自由詩1714-3-26
物語- 小川 葉自由詩314-3-20
光と、沈黙- まーつん自由詩8*14-3-7
- 草野大悟 ...自由詩5*14-3-6
雪どけ- 石田とわ短歌11*14-3-5
海を見る- 梅昆布茶自由詩1814-3-1
【紫の華】_詩人サークル「群青」二月のお題「紫」への提出作品- そらの珊 ...自由詩13*14-2-28
【_私の履歴書_】- 泡沫恋歌自由詩37*14-2-21
フィギュアの神様- アラガイ ...散文(批評 ...5*14-2-21
不死鳥- ただのみ ...自由詩30*14-2-8
牧歌- そらの珊 ...散文(批評 ...8*14-2-8
詩人像の転換- 葉leaf散文(批評 ...314-2-4
七色硝子の国- 海鷹四季 ...自由詩314-1-13
「花魁」- 夜月 こ ...自由詩213-12-31
はやく- リィ自由詩113-12-31
終の日- たま自由詩25*13-12-31
サンディエゴ- 花形新次自由詩413-12-31
名前だけが年越し- yuugao自由詩1*13-12-31
禁じられた遊び- ドクダミ ...自由詩213-12-31

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