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帰宅の
駅のざわめきに
隠されて降りつづける
夕立
だれも見つけることができない(のは
だれもが濡れて
まばゆい、構内の
あしもとから順に深海になって
快速電車が文字の編み目を ....
かげに入ると消えるよ
あまい香りなびくよ
そして、山をのぼろう
低い木立続くよ
かくれんぼは負けだよ
蜂は蜜をみつける
肩に落雷
肩に落雷
ころされそうな扉をひらけ
....
庭のつばきのあしもとに
ちろちろ光る晴れ色を
わたしたち 雑草なんて呼んで
きみに叱られてしまった
雨上がりでもないのに
つまむだけですんぽと抜けて
糸くずみたいな根っこ
かわいいね ....