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赤い感情と青い記憶とを
つむいで
むらさきを織る
夏の恋

ひざまでの深さのつもりで
いつのまにか飲みこまれている
息継ぎに顔をあげるたび
水面にゆれる ほほえみに似た光を
肺にかさ ....
恋慕の奔流に身をまかせるとき
にじみ出していく熱がある

言葉にできないものを
言葉にしなければならないとき
この唇が無力であるとき
胸腔におさまりきらず
とめどない疼き
 ....
秋の予感がする夜に
金色の蛾は
星をなぞってとぶ

さみしげにゆれる
夏草の穂に沿って
古い時間がとむらわれる

月に咲く花
ただ一輪の歌
真空を呼吸して
たましいたちを導く
 ....
花キリンさんの橘あまねさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なつ、むらさき- 橘あまね自由詩14*11-9-18
夏の終わり、焦がれる- 橘あまね自由詩811-9-18
月に咲く花- 橘あまね自由詩1211-8-18

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