すべてのおすすめ
 あーなにしてたっけね。ちょっと待って、飲みすぎてわからねえからとりあえずわらっとけ、なっ。屋上から眺めた交差点で読心術をもよおした午前四時の砂嵐から読み取られたFAXは最初からげろげろにぶっ壊れてい .... この浪漫こそ成り行き任せ
掌中の珠に何を魅せるのか
いま氷雨が顔を覗いている

それを言葉に描くにはまだなにか足りない気がしていた
ときのとまった楽園が、侵蝕を忘れているのをさらう
小さく ....
『 いつかの雨で濡れたレンズを拭き取って
  ある草藪の晴れた日に翳してみました
  けれどやはりうつくしい櫻も霞んでいきました

  あかあおきいろの紙風船は破けたままに
  背表紙さえも ....
窪みや 暇イトマは 軽率に
、郷愁をはらみ
ワンピースをとおして 
レール上をとびまわる

恵みの雨 
暗夜の光と
もてはやすように

わがままざかりのキミに似ている
なにか知った ....
役付けの先約、ふしだらな川に流す
彼方の名前を心臓に射す 

儚くも あんたは! あんたは!

今! 一歩 
足跡はすでに過去を示唆する
今! 未来を焦がれる囲いに縋ってそれで

過 ....
ガラス製の 液体 

できたひかりを 流浪の民と
読む
わたしが、
ありふれ すすける果実を 
芝居、と呼ぶならば

雪だるまに捧げる ピアノからの、シ

残留した 満開のアバカン ....
文字数の足りない最終回を
とりあえず
一年後に弾薬として
気の利いた演奏を
壊したい人質はまだ急須の底
貯金箱の目前まで
句読点を怪文書に隠してはいた
暗黙の被害者たらず
ほじくれば聖 ....
理科室の小さな変化を見逃さないね

境目には冬虫夏草とあいまって水没する勿忘草
影も形もない退屈な装飾は 底に結晶として花を植える
汚れた手で掬った川の水で薄眼て溶いた
冷ややかで真っ青にな ....
来たるべき日の訪れを 縋るための妄執で うちにまぎれる
ひざまずき蕾に授けるための失念 白昼夢の天球は一部分で

    カモフラージュの雨月かも。計画は順当に、

       ともしびと ....
腹いせに、氷のような山を登る昇る
あと一歩というところで
八つ裂きにしても飽き足らないほどの
ここは聖なる場所、ここは宇宙の中心
人類が残した足跡と言われる
立ち腐れたバンガローに
疲れ立 ....
硝子に可視化された雫が遊泳した

しかし、
ときは後ずさり
物忘れに暖流を適し目撃する
ただれた味を占める、
もはや、薄暑

飲みつぶれるほどかき混ぜる。巌窟を潜る蛟
やはりいい加減 ....
あの華や。と指を往く仕種が
ずっとずぅっと。緒を弾いて
十六夜の鉢 と言うのよ
小さくてつまめない程の 硝子の欠片
ありもしないものを抱き抱え
貴方と呼んで
今から明日に迎える
毒があ ....
その濡れ羽鴉が影一枚 羽織った面妖のピエロを炙り出す
柊の夜。大口を開けグロテスクな無垢な施しを与えん

おおぶりな川のせせらぎは寂しげに演舞を受諾する
手あぶりに凍りつく患部に聞き伝えの罪を ....
いつも行くはずの近道は薄明を終えて神社の鳥居の脇を吹き抜ける
平坦な午後に並ぶ学生たちが少しのやすみを記憶するとき

みちゆきは確かに真新しいスーツを纏い 大きめの制服を着て 
まばゆいほどキ ....
私たちは過去に梅雨晴れの菜の花をふつりと亡くしている
重ねられたむしろ、奥座敷には、立ち返れば
少女 ひとつ、気配すら ままならない

4つかぞえるうちに 喉が鳴る。心臓が弱いらしく、ひとり死 ....
爪を立ててから、いくばくものこさずに 林を抜ける

台所の靴下にりんごが3こ並べている
生まれる前に焼いて捨てた手紙がある

きみのまえに あるはずだった。mother

赤い尾ひれがや ....
件の集合体の記憶が 藻が映えた時間軸に 絡まるは
  水母たちの引き算の都市。天の川を密かに
    その箱に透いたから 残照が酷く歯がゆく囁く

言伝の檸檬紅茶が 暈を増やす痕を滲ませている ....
カーテンの波間には素肌の得意げな君の
 振りまいた泡沫の陽炎が織り込まれている
右頬から愛し合って薬指から零れていく星星が
、輪になって おくるみに沈んでいる

便りない、まっさらな風に乗る ....
向こう岸に移る山崩れを即興する
格子の廊下の底が、またたくあいだに、
亡くなった人々が、浮かんできます

輸卵管から噴き出す、落葉樹の後にも先にも
無抵抗な琴線を生まれながらにして破れ
手 ....
青瓷の封緘、奥に媚薬を少々
   瑠璃三鳥は粧し込む、殊にムクロのたましい
     金輪際 からくり時計の砂粒すら風花に充散る

それにしたって窮屈な匣である 「わたし」 は
どこへむか ....
 拍子抜けするほど弱い、暴れ出す癇声と、煮詰まった鍋底を浚う
 晩餐は肉体を静思し、絞り染めの疲労感がある。炎熱に筆を取る
 ガサツな渋柿をひとつ。盗み読む白湯から運動場までを切り抜ける疾風。
 ....
おろしたての極点と銀の手は仮のものと氾濫する

丘の小股をすくい、
山なりの隆起を飛び越して、
うねりもたおらかな、てっぺんを砂上とする
秘められた悪辣な改竄を行う眺望の地に
合掌する沿岸 ....
厚紙の病院ではやさぐれた傷みが 長椅子に寝そべり仮眠を取る

肋角の一粒を重ね冬季の余韻を造る 乳白色のシャッターが少し

補聴器を合わせたパンプスが ネオンサインにお喋りする瞬きに

行 ....
真水に白線を正して、記憶が薄まるのを待つ
どうせ影は伸びて滲む
こたえは ひとつでなく
深層に寄せた若気も廃れ
丸裸の木の葉に、踏みしめて道とする。
しかし
ふくれている、あまざらしのさく ....
隣り合う、背にして、ただ微笑む 貴腐の林檎がある

    あなたを犯している。影はもう捕らえられて、
         眩しくて、見上げることも、ない

     わたしは
     と ....
育て上げられたダイヤグラムと、降り注ぐばかりの五線譜が射貫く
ひとつあわせのカルタ、破れにくい腐敗臭に流れ星をあてる、

菫色を広げた 地平線の証。戸口はしまり 小上がりに充満する 
劣情に横 ....
歯がゆいだけ うまれたがる。
砂で汚した濡れた未知。
モミジのように、
蜘蛛の巣に通りかかった、
天使はもとから羽根もない。

えんの下、指の股から、花が生まれていく
銭の視覚、とめども ....
深く深く息を吸う
 それで灰の海に飛び込む

 薄明にも満たない冷たいだけのうねりに、
 なんども溺れながら。
 何処へ 向かおうと言うのだ

朽ち葉の思慮はない
ただふるえる筆に少し ....
日の射さぬ海底を鉛筆で丁寧になぞる、
トレースされた神話の時代より
飛び立てないよう羽根と契る、
いや、解かしてしまった
赤く黄色く様々なひかりを焼き付けるように

栞にした
張力
こ ....
腐食した己から、新たな息吹が返り咲くとも思えないが
記憶に隠蔽する、なきがらを遺棄してみる
吐き出した溜息が何かになるわけもないだろうに
かえりぎわに健気を装う、雑草の図太さに目を留めることが
 ....
アラガイsさんのあらいさんおすすめリスト(83)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
俗説。我らが啼泣- あらい自由詩123-3-13
一望の風- あらい自由詩323-3-12
投函- あらい自由詩123-3-11
ステーション- あらい自由詩123-3-6
shape- あらい自由詩122-12-5
すがれる- あらい自由詩122-8-1
金網と槌あるところに- あらい自由詩422-7-5
それは空気よりきっと軽い- あらい自由詩222-4-29
手放したわけでも- あらい自由詩122-1-31
屠所の羊- あらい自由詩221-12-28
窓霜- あらい自由詩221-12-26
結実戒律- あらい自由詩321-12-16
ほころびショール- あらい自由詩221-12-14
雪洞- あらい自由詩521-12-13
彼方肆- あらい自由詩221-12-9
群棲- あらい自由詩121-12-6
パンドラの筆跡- あらい自由詩121-12-3
滑翔- あらい自由詩121-12-2
ニンフ- あらい自由詩221-12-1
御玉杓子の憐憫- あらい自由詩121-11-30
金魚草の死に目- あらい自由詩121-11-29
たわわ- あらい自由詩121-11-28
淡水死魚の小骨- あらい自由詩121-11-27
青開透詩- あらい自由詩221-11-22
まんまるかじつ- あらい自由詩121-11-20
月蝕- あらい自由詩221-11-19
紅底透睡- あらい自由詩121-11-16
薄墓詩- あらい自由詩321-11-15
タブラ・ラサ- あらい自由詩221-11-6
flat_line- あらい自由詩121-10-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する