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日が傾き日が落ちるまでの間の時間帯が好きだったよ

中学の頃さ
家から学校までは十キロ近くあって
毎日自転車で通学した
きつかったな
ほとんどが急な坂道で上ったり下りたりした
冬場は体が　.... そのとき
私はゆうに百歳を越えていました
しかし
若い頃に思ってもいなかった長寿は
私に多くの不幸をもたらしました

私の周りは皆死んでしまい
私は見事に一人ぼっちになってしまいました
　.... 眼が冴えて眠れない夜は
羊の数なんて数えてられないから
初恋から現在に至るまでの
好きになった異性の名前を頭のなかのホワイトボードに
書き出している

異性に持てないくせに
一目惚れの癖　.... 上級詩人の奏でる言葉に
聞き惚れる

そんな時代もありました
昔は僕のこころも美しく澄んでいましたから

今はすっかり皺がはいり
皺のなかに埃が溜まって
上級詩人の奏でる言葉に
耳が　.... 人並みに生きるって案外難しい
スプーンにいっぱい分の幸せを測るより難しい

パンひときれ分の幸せがあれば満足
それとも地球一個分なければ不満足

欲望が煮えたぎり
吹き零れそうだ

　....

アラガイｓさんのこたきひろしさんおすすめリスト（65）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
冬がくる前に	- こたきひ ...	自由詩	9	19-5-26
不老と不死の薬草	- こたきひ ...	自由詩	4	19-5-25
意識が覚醒して	- こたきひ ...	自由詩	2	19-5-5
人の口を数えても	- こたきひ ...	自由詩	6	19-5-4
人混みを人波を	- こたきひ ...	自由詩	3	19-5-3

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