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いつもMDのラフマニノフは家に帰ると鳴りっぱなしで乾いた道と渇いた人にちょっと疲れた心をなぐさめてくれるのだが。
現実派ではもともと無いのではあるが独りの家計はあらためて可処分所得の少なさをしっかり ....
なんでもない詩人たちがけっこう好きなのです
ごく私的でもよいのです
ときに詩的でさえなくとも

ぼくのちっぽけな世界をあたためてくれる
ひとひらの言葉たちがたぶん
ぼくがなんとなくたいせつ ....
僕の冷蔵庫ではつぎつぎとものが腐ってゆく
賞味期限は半月前は当たり前野菜は黴としなびで
使い切れないぞ独身奇族

そこで整理もかねて古い野菜をかたっぱしから検閲し
余命少ないあるいはアンチエ ....
おもうんだけれど
すべての真実はきっとどこかの看板の裏にでも
ちいさな文字でこっそりと書いてあるんだ

ぼくの夢の中の沙漠の入り口で老人は言ったのさ
誤解は理解の種
迷妄の畑にも真実の苗は ....
さわれないことば
冷えてゆくかけがえのなさ
いつもとぎれてしまうモチーフ

あたたかいスープもないテーブルでは
君の影がゆらめいてみえる

ほんとうは君の髪にふれていたかった
ゆびがい ....
あなたはそれが
遠いところにあるとおもっているのでしょうか
海にわきあがる雲をみているように
自分にはかくれてるように感じたのでしょうか

風が蒔いていった種はどこかで芽吹いて
きっとそこ ....
人間も焼けば油が出るわねと腹まわりさする君のしこ名は

妻曰く健診は品質管理の第一歩

ラブレター誤字と誤解は付き物か

懲らしめに柱に吊るした藁人形なれてみればチョット可愛い

五 ....
僕は病んでる自分を疎ましく思ったり

でもいとおしくもある


診察券にはだいぶ慣れてきたし

人間て病んでて当たり前なのかも知れない


検査着に着替えて腹部CTをとる

さ ....
仄暗い廊下に時々夜の天使のように
夜勤看護師が羽ばたく
世の中で最も偉大で逞しい美しさが
老人達の
人生という点滴を
繋ぎとめにゆく

また鳴るナースコールは誰のための
子守唄なのだろ ....
まず人間であって微笑んで

はたけを耕している

最後までたがやしている無心に


野良ぎがやぶれていたってかまわない


無心はかたちや定義をこえているから

そしてひとのは ....
デリカのハイル−フが僕の儚い夢を載せて走っていたあのころ

僕は孤独だった

家族に見捨てられて行き場のない猫のように彷徨っていた


はしごをはずされた愛という幻想を必死で ....
一つの魂には多過ぎる涙を君は溜めている

すべての宇宙の悲しみを君は泣く


まるで時間というダムが決壊したようにね

僕は呆れて見ている


愛が欲しいと君は泣く

小さな女 ....
かつて光速を超え言葉の種が降ってきた

ボクは機能

僕は世界を孕ます精子

宇宙の精神病患者さ


詩人には母なんていないのさ

孤独があるだけ


ひかりはぼく

 ....
すっかり足腰が弱くなった昨今

でかいバイクで宇宙へ旅立ちたいと思う


つれない彼女なんて要らないさ

打算の女は沢山だし

抱く気にもなれない


カートコバーンみたいにい ....
まるこめみそが母で手前味噌が親父

かにみそがいとこで僕は八丁味噌で野菜炒めをつくる

朝の日差しのなかでふうわりと世界は味噌に征服されてゆく


味噌らーめんが好きだ

夏絵さんの ....
そこにあるのは悲しい沈黙

誰も触れない


君に話したものは希望

君にはわからない真実


僕たちは誤解という小さな罪を積み重ねてきたね

ジョン レノンを貫いた銃弾はいま ....
空から降ってくるものたちは
悲しみをたずさえてそっとやってくる

それはアリューシャン列島の凍った針葉樹を融かし
地に降り立つとそれぞれに色を変えて南下してくるのだ

柱時計をぼんと鳴らし ....
世界の果てには物語が待っていると思っていた

幼い誤解そのままに生きてきた

物語は僕自身だと知らずに


沢山の街を通ってきたし

最後の列車にものった


季節が変わるのを ....
親父はけっこう自由だ

無いものは金と彼女だけで時間だけはある


幼稚な恋愛ごっこにも疲れてしまったし

Amazonで買ったダンフォーゲルバーグばかりが慰めなのだ


自分を縛 ....
夜のインターチェンジは光の花がつらなっているように

僕の孤独にしみわたってくるし

それを限りなくかみしめてきた気がする


つれない過去など捨ててしまったほうが良いのかもしれない
 ....
月明かりの無いよるだっていいさ

どうせ宇宙は暗黒

ササクレだった心だっていいさ

時間がやわらげてくれるし

君の名前はあの星の名前だ

プレアデス星団


流れる宇宙風 ....
ひとなみのなかにまぎれて君は息をしている

不毛に時々は悩みながら歌をうたうのだね

小さな偽善の積み重ねが君の鎧

教会の鐘がなっているこの世界で

盲目のままで生きてゆく


 ....
季節感のない親父にも

たまには愁いの時がある

無神経を絵にかいたような

ステレオタイプな日々の

粉を吹いてしまった五感が

たまには疼くのだ


無駄に過ごしてしまっ ....
この世に過不足を感じないおやじにも

憂鬱はある


いまさら存在の不条理を

問い続ける姿勢も無い今


何だか自分の隙間を見つけられなくて

ウロウロしている


金 ....
スマートでないのにスマートフォンを持たされた

たいしてあいしてないのに結婚した

子供三人どうしよう

これが国家と言うより

人類あるいは生物学

もっと敷衍すると

鉱石 ....
昨日アイパッドを買った

昨日コールマンの折りたたみ自転車を買った

昨日しょこたん似の女の子と知り合った
彼女はメガネ店の店員でメガネを作ってもらった

目の前に彼女のかわいい顔が間近 ....
一杯のバーボンとブルース

煙草と笑い声

マスターの髭
子連れの君

何故だかわからないが
限りなく
幸せなシチュエーション

何も足さない
何も引かないって
このことかな ....
それは遠い遠い記憶
石に刻まれた古代の物語

混沌とエントロピーが宇宙のホメオスタシスとせめぎあっていたころ

僕たちは小さな種子のなかのさらに小さな生命だった

星の海の波打ち際には浮 ....
アフリカの大地に曙光がおとずれた朝

遥かなるネグロイドの神が大地にいのちをあたえ

僕たちの元初の曾祖母がおごそかに懐胎して

DNAの長いながい旅が始まった

ユーラシアに流れ出た ....
井戸の底の月は孤独に光っています

街では若さを脅かす暑い夜が
続きます

金子みすずは
鰯のとむらいを
きれいに
うたいます

館山の女友達は
連絡が
とれなく
なりました ....
山人さんの梅昆布茶さんおすすめリスト(65)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
生活者のうた- 梅昆布茶散文(批評 ...21*12-10-6
所属しないうた- 梅昆布茶自由詩28+12-10-3
怪しい料理教室- 梅昆布茶自由詩2012-8-3
謎の真実- 梅昆布茶自由詩1812-5-20
グルーミング- 梅昆布茶自由詩1712-5-15
たいせつなもの- 梅昆布茶自由詩2212-5-9
美しき日々- 梅昆布茶自由詩812-5-5
診察室- 梅昆布茶自由詩2312-3-17
夜の病院で- 梅昆布茶自由詩1212-3-4
無言のひと- 梅昆布茶自由詩1012-3-2
接続先- 梅昆布茶自由詩1912-2-18
96粒の涙- 梅昆布茶自由詩1712-1-23
ワンス_あぽん_ナ_たいむ_いっつ_only_blues- 梅昆布茶自由詩512-1-10
酒と薔薇と宇宙と君- 梅昆布茶自由詩312-1-8
糞味噌の歌- 梅昆布茶自由詩812-1-8
愛の章- 梅昆布茶自由詩512-1-2
風の章- 梅昆布茶自由詩1112-1-1
Like_a_rolling_stone- 梅昆布茶自由詩9+11-12-29
暇な親父- 梅昆布茶自由詩1011-12-28
夜の漂流と光と孤独- 梅昆布茶自由詩23*11-12-27
無明- 梅昆布茶自由詩1011-12-24
すべての孤独な魂へ- 梅昆布茶自由詩811-12-22
哀愁の親父- 梅昆布茶自由詩411-10-17
親父の憂鬱- 梅昆布茶自由詩511-10-15
スマートフォン- 梅昆布茶自由詩211-10-7
アイパッド- 梅昆布茶自由詩311-9-7
サンクチュアリ- 梅昆布茶自由詩411-9-3
星のコンサート- 梅昆布茶自由詩311-8-30
モンゴロイドの旅- 梅昆布茶自由詩311-8-23
残酷な夏- 梅昆布茶自由詩3+11-8-20

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