すべてのおすすめ
特に書くこともないが、何もやることもほかにないので書き始めている。書くことのないのは幸せだ。書くことは、書くことがあるのは幸せなわけがない。恨みつらみを持った人は書くことが .... 目を覚ますと、とある住宅街の狭い路地、これを抜けた先の、猫の通るような路地に出ました。ここはまるで知らない場所でしたので、道ゆく人々を目配せして捕まえ、わたしはこう ....  おお、ポップコーンのカップの中で空振りする右手。食べつくしてしまった。食べた記憶もないのに。バターとキャラメルでぬめぬめと光って、指先が、母乳にべたついた乳首に見える。吸いつくわたしは、そういえばど .... 流された、砂場に、
さし込んで、増える、
飛行機から、
まなざしを、

あのトンネルは、
仰向けになって、
揺れて、

思いだせない、
名前の、絞められた
首の、あふれた、
す ....
乳房をすう、
くらげを、ほどいて、
山のような女の、
小指が歩く、

水の底は、
虹がかかり、
馬がめぐる、
足のない、

テーブルで、
首を吊った、
青空が、
しずんでいる ....
 (立方体の個室に、インタビューをするものとされるものがいる)


「子供のころよく見た夢の話です。人をばかにするような引きつった笑い声が、空のほうから聞こえてきます。さっと上を見上げると、なん ....
とある清潔な会社のオフィスである。わたしの指はパソコンに向かってなめらかにキーボードを打ち続けている。それに応えるようにして、キーの一つひとつが軽やかな音を放っており、静かなオ ....

いったいこれは何の会議だろうか。ただ、つい最近もこういった会議に参加した気がするので、きっとわたしに無関係ではないはずだが。しかし、みんな一体何を話しているのだろうか。な ....
はい、どなた?
玄関のドアを開けてみる
ツルツルの警察官が立っていた
まことに申し上げにくいのですが
近所の公園のかたすみに
あなたの遺体が見つかりました
と言うので
下半身ですか上半身 ....
 i. eating machines / Parantica sita

その日の朝食は、いつものように厚めのトーストが一枚でした。私は表面にのせたバターが溶けていくのを嬉しそうに見ていますが、 ....
 Kは鬼ごっこをしているが、妙なことに、およそ鬼と呼べるような人間がどこにも見当たらないのである。そういって悪ければ、Kはすっかり鬼の顔を忘れてしまったのであった。
 ベンチの裏に丸くなって隠れては ....
 見知らぬ集合住宅の最上階である。なぜか全くの無音が続いている。どれだけ高い場所にあるのだろう。建物のまわりには、さっぱり何も見えない。目が乾燥していて、視界がかすれる。左右には一つずつドアがある。ど ....  朝、日差しが差し込んで、私は目覚めました。いつもと同じように、なかば夢見心地でトイレへ向かうと、ドアの隙間から明かりが漏れています。私は一人暮らしでしたので、これはおかしいと思いまし .... 目を覚ますと、部屋の中に嗅いだことのある匂いが充満していた。どうやらドアの隙間から流れてきているようで、いつからしていたのかは分からなかった。目が痛くなるような甘い ....
山人さんのリンネさんおすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カイダン- リンネ自由詩312-3-19
水ぶくれ- リンネ自由詩212-3-13
ぽっぷこおん- リンネ自由詩211-7-30
公園デビュー- リンネ自由詩111-7-26
おぼれうた- リンネ自由詩311-7-25
夢の見える部屋- リンネ自由詩311-7-1
アワー・オフィス- リンネ自由詩311-6-4
テンオアラの嫁- リンネ自由詩311-5-11
植えられる- リンネ自由詩911-4-14
一の蝶による五の夢景- リンネ自由詩510-12-31
日常的な公園- リンネ自由詩210-12-25
バベル- リンネ自由詩210-10-24
私たちの食卓- リンネ自由詩310-10-12
- リンネ自由詩210-10-10

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する