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腐敗したものの中から立ち上がる春が臭う
ねじれながらクロトンの葉がまだらに燃え
枝の根元に寄生した洋ランも
咲くのを待ちわびるように根を伸ばし続ける

雨が降ればミミズがあわあわと這い
家 ....
私はしらないあさがお
墓石のうえでつるをまく
私はしらないうろこぐも
かぜにふかれてきえる
私はしらない鶏鳥
飛ぶことを忘れたまま
私はしらない子馬
ヒズメを地につきたて
私はしらない ....
けだるくなって
ぬぎすてたズボン
やーやー言って
砂と砂らが、ほころんだ

あなたは
珈琲をたしなむようにわたしを抱いた

あの夜も
その夜も

そしてこの夜は
夢のなか

 ....
あそこのT字路に行きあたると
追突注意の看板があるんで慎重に横切ってください

交通整備しているお兄さんに早口で言われます

もしかして

もしかして
太ったおばさん
もしかして ....
十字路を右にでた大道り
美しく立ち並ぶ鉄筋のあいだ

次々に子供たちが落下していく

十段箱の腹をした女が快活に歩いていく

いろんな地区の、いろんな宗派の大股の大佐が
給油所やカフェ ....
バカでなまけモノで
虫歯だらけでだらしなくて
おまけに足臭くて
口臭くてげっぷばかりで
なのにあいつは
人一倍、許される
誰にでも許される
こっちはめいっぱい
働いて、規則正しく寝て起 ....
山人さんのミネさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春の手記- ミネ自由詩6*12-3-2
私は- ミネ自由詩7*07-2-21
砂がほころんで- ミネ自由詩106-6-7
そんなこんなで- ミネ自由詩506-4-22
それがまず、- ミネ自由詩206-4-21
不平の肉塊、無為の空- ミネ自由詩2*04-12-19

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