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呼ぶことのない
部屋のテーブルには
ざくろの 割れた実が ひとつ
むくれている ざくろには
いくつものやみがあって
そのうつろに
赤黒い眼がおさまっている
ざくろの実に
穿かれた口 ....
はじめに くらやみがあって
(ここまでくるのにながい夜をくぐってきた
一枚いちまい重ねられていく
生まれるまえは
まったくの やみだったと
うすぼんやりとした
陽だまりの まえにすわって ....
山人さんの光冨郁埜さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ざくろ
-
光冨郁埜
自由詩
12*
15-12-23
夜の子
-
光冨郁埜
自由詩
23*
15-12-20
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