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{引用=
白く、鉄塔が、明け方の空に溶けこむ。昨日からの読みかけのページをめくるように、朝は、なめらかにわたしに降る。ここから失われたものなど、ひとつもないかのように、無音のまま、満ちていく。水を ....
{引用=
{ルビ錘=おもり}によって、わたしの外側の水位は上昇し、その先のどこにもふちはなく、溢れることができないままの記憶を、てのひらですくっては、こぼして、すくっては、こぼす、そうやって衰 ....
   {引用=ぼくたちの未来は いつも、さよならで終わっていくの?}


地球儀をまわしすぎたせいで
透きとおっていたものが
濁っていく 
あの日、
チョークで描いた線路が滲んで
二十 ....
{引用=昨日の空と、今日のわたしと、明日の凪と、そこに存在しない隙間、}




窓際のプリズム きみと共有し 虹のない冬に射しこむキセキ



近づいてなお遠ざかる逃げ水にかざす指 ....
気づいたときには、わたしが
わたしという輪郭に 縫いしろを足して
日常から切りとられていた
景色はいつも、ひどく透明なので
ふりかえっても もう
戻るべき箇所を、確かめることができない ....
あまねさんの望月 ゆきさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「詠唱」- 望月 ゆ ...自由詩13*09-12-10
楽園- 望月 ゆ ...自由詩8*09-11-18
孕む、風を、未来を- 望月 ゆ ...自由詩24*09-8-11
終わりなき、グラデーション- 望月 ゆ ...短歌9*09-7-21
運針の、記憶- 望月 ゆ ...自由詩42*08-7-28

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