すべてのおすすめ
指先は弾く、のではなく、なぞると気付いた時。


あらかたを空に投げてしまったあとで
積み残したことばかりだと気が付いた
目覚まし時計は止まらない
明日の朝には、起きなければならない

 ....
ふとしたはずみで鍵をかけてしまった
ぼんやりと手を見ても、何処にも鍵を持っていない
南風が緩やかに吹いた、首の傾き一つで忘れてしまいそうな
春先の、こと


日向に浮かぶ
そちらの、具合 ....
歩き方には拘らなかった
朝には優しさが満ちていた
音のならない靴をそろえて
こんなにも遠くへ来てしまった


人の道という、溜息の上澄みを掌でそっと掬うような、薄さ
踏みしめているようで ....
春は、未だ寒く。なりそこないの私たちは溶
けることも出来ずにいます。雨が降ればもう
少しですか。非常階段に押し込められた人た
ちが、境目を見失って何処にも行けずに。溶
け始めた掌を胸に当てて、 ....
人は、降っていきますが
この風はいつも背中にあった気がします
開いた傘だけで飛び出していくことは
難しいこと、と形作られて
それでも
降っていった人たちの行方まで
答えてはくれないのかもし ....
僕らはどこでも眠れる
可能性の、結果として


拘りを隠しましょうか、誇りを仕舞いましょうか
まっすぐな道をまっすぐ歩くためだけの
呼吸、でしょうか
道は裏返りながら繰り返されて
それ ....
萩野なつみさんの霜天さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
循環- 霜天自由詩6*11-1-29
日向に浮かぶ- 霜天自由詩210-5-19
そのままの速さで- 霜天自由詩310-5-15
流水- 霜天自由詩410-4-23
順風- 霜天自由詩509-10-18
うつくしい世界- 霜天自由詩309-7-1

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する