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車窓の光速が
わたしたちに注いでは剥離して
ガタンゴトン
一枚残らず後方へと失踪する
朝はいつも同じ方向への目眩だ


通過駅をことごとく踏み外す その
転落音 ....
底面の アスファルトまでも
濡らす五月の緑を
どれほど丁寧に踏みしめても
足音は奇妙に乾くのでした


その足音に含まれた 一連の私は
ぱらぱら 小さくほどけ散るところで ....
黒木みーあさんのA道化さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
百日紅の失踪- A道化自由詩510-8-4
五月の枯渇音- A道化自由詩1004-5-3

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