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輝くものはいつも
はるか遠くに置かれる
届かないとわかっていても
暗闇の中で
求めてしまう
温もりのない光とわかっていても
そこで燃えているものを知っている
そして永遠を誓ったりする ....
お店を出してくれたあの人は
やさしいひとでいい男だけど
私の好きな人じゃない
5年もごまかしてきたけれど
もう、避けられないみたい
貴女はそういうと
二人きりになった店の灯りを落と ....
狭苦しい世界から
こぼれ落ちてしまいそうに
鳥は横切っていく
この胸をしめつける病なのか
握った手のひらを湿らせるだけで
つたうものぬぐいもせず
鳥よ、名も知らぬ猛禽よ
あいつの ....
星の遠めがねを峠に据えて
のぞき見る未来への深淵
みんななぜか震えていたね
体温を奪ったのは
外套をはためかせて
丘を吹き昇る風ではなかったんだ
風のゆくえを仰ぎ見る先に
透明に ....
熱砂の道を歩こうと
踏み出す先に砂漠はなく
求めた強さだけ
葡萄詰みの唄は遠ざかる
星座を大地につなぎ止めるもの
{ルビ哈密瓜=はみうり}の蔓、祈りのこえ
流れ星の落ちる果ては
岩と ....
あなたの黒髪を
巻き付けて
どんな電流を流せば
私は磁石になるのか
あなたのコイルで
包まれて
熱が生まれると
それは法則だ
磁場の中で
迷子になり
熱が冷めても
....
はじけてしまいました
裂けてしまったんです
中身は半透明で
つぶつぶが少し混じっていましたが
甘い汁と一緒に
流れ出してしまいました
裂けた皮だけが
残ってしまいまし ....
吹かれるように手を振る
ススキの群れの中に
枯れて埋もれていきたいと
いや、そんな最期のために
生きていきたいのです
西風が波を走らせて
遠泳の息継ぎのように
{ルビ水面=みなも ....
ビジネスホテルの白い天井に映される
窓枠の形は青白く
夜の闇にある光源を証明します
いつしか街で一番高いビルの
冷たく四角い丘の上で
僕も証明されたいと立ち尽くすのです
月 ....
最終バスは一番後ろの席に座るのです
何となくそれが習性になっているのは
そこからは町の様子がよく見渡せるからです
蒼い街灯の下でたたずんでいる
停車場の表示を運転手は調子よく
鼻歌まじり ....
逆上がり
出来たのは
低い
鉄棒でした
修験者じゃない私は
望遠鏡ごしに
視線を投げ入れる
遠い異国の景色のようだ
好きだったのは
こうして静かに
時計の鼓動を聞きながら
ふたり黙ったまま
くるはずのない奇跡を
じっと待つ時間
それは永遠
無限に続く鍵盤のようだった
あなたがいなくなっても
....
なにもかんがえなくても
心臓が打つように
こうしてすごすのが
あたりまえになっていた
息を吸えとか、酵素を出せとか
痛点からの刺激に反応しろとか
具体的に生きなくったって
生きてゆけ ....
「ご」が不要
uminekoさんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト
(15)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
今夜、輝くものは遠く
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たりぽん ...
自由詩
16
06-9-7
茉莉花
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たりぽん ...
自由詩
13*
06-9-2
鳥瞰図、私の胸に
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たりぽん ...
自由詩
13*
06-5-5
夜空の微熱
-
たりぽん ...
自由詩
11*
06-4-8
キャラバン・サライ
-
たりぽん ...
自由詩
8*
06-1-24
フレミングという方法
-
たりぽん ...
自由詩
14*
06-1-6
忘れな葡萄
-
たりぽん ...
自由詩
12*
05-10-7
わたり
-
たりぽん ...
自由詩
14*
05-10-4
あなたの夜空に流れたい
-
たりぽん ...
自由詩
11*
05-10-1
最終バスの途中
-
たりぽん ...
自由詩
12*
05-9-18
錆びた鉄棒
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たりぽん ...
携帯写真+ ...
7
05-8-20
投入堂
-
たりぽん ...
携帯写真+ ...
9*
05-8-13
ピアノがなる
-
たりぽん ...
自由詩
7
05-6-19
いろだけになる
-
たりぽん ...
自由詩
5
05-6-6
告知
-
たりぽん ...
携帯写真+ ...
4
04-12-11
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