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野原に言葉を放したい
青空の下で
道行き人に言葉を預けたい
街灯の下ででも
わたしは「わたし」を捨て去りたい
「わたし」が
わたしを拾う時まで
わたしは
「あなたがた」の影 ....
僕のしがない手を
君への花向けだと思って受け取ってくれ
僕の干からびた足は
君への愛着だと思ってくれ
僕の垢だらけの耳は
君への差し入れだと思ってくれ
僕の乾いた眼球は
....
こうべを垂れて
風を避けるように流れ流れ
赤ん坊のように
そっと
土に抱かれる
黄緑色の葉
子指くらいの蕾の中で
水脈の子守唄を聞かされていたとき
僕は冬の海の枕木だった
....
押してみました
濡らしてみました
息吹きかけました
触れてみました
カサカサでした
今日からボクのものです
好きにさせていただきます
先ず
シャワーを浴びて
それから
ベッ ....