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目で探りながら
手で解ったふりをする
口で汚しておいて
肩で諦め切れない

そんな浅はかで気紛れな
自分の中の振り子を
ひとときだけ止めて
佇んでみたけれど

森の深い呼吸が
耳の後ろをくすぐるから ....
昨日の上に
淡々と
今日を敷き詰めていく
清々しさ

今日の上に
黙々と
明日を積み上げようとする
凛々しさ

ただ
目指すことだけを
目指す

雑り気のない
まっつぐな力に
憧れてしまう
{引用=最後に}


本当は星なんて見えていなかった
ただ、そう思うことで
楽しんでいたかったんだ

そう

どんなに空虚な嘘でも
信じることでそれが扉になった

でも開くには ....
三角耳を
クルルと回して
素知らぬ顔

肉球で
ソロロと歩んで
知らぬ間に

高い所から睨んで
狭い所に詰まって
暗い所を走って
温い所で蕩ける

甘えたい時にだけ
フワワと膝の上

嫌な事すべてに ....
逃げろ!

すべての口紅から
すべての適温から
すべての海図から
すべての王様から

逃げろ!!

すべての脂身から
すべての窓枠から
すべての音階から
すべての標本から

逃げろ!!!

ただし
 ....
ディストーションな衝動
フィードバックな憤怒
ハーモニクスな咆哮

魂の掠り傷が
増幅して
増幅して
増幅して
真っ赤な熱を迸らせる

魂の独り言が
歪曲されて
歪曲されて ....
与えていたものが奪わざるを得なくなった時
疲れきった略奪者は晴れ空の下で力無くしなだれる

奪われたものは声高に嘆き
足並みの揃わぬ涙は花を咲かすほどでもなく
今では何を望んでいたのかもわか ....
市の幼稚園、小学校、中学校のこどもたちの絵が集められて

市の美術館に息子たちの絵も飾られている

息子たちにせかされて美術館に出掛けた

じぶんの成果を恥ずかしげもなくひとに披露したくな ....
春に近い

夏に通うころ

なまめく

てらりと

ひかる東京

銭湯をさがして

フーガで

はしる細い直線

民家

町工場

小学校

線路

なまめく

人工のひかり

人工のひかりばかりだ
 ....
どこへかと向かっている

未来も生産性もない場所へ

こころやたましいを向かわせながら

家へと向かっている


社会制度とは効率と確率を追ったものだ

そこへと向かっているのだ

生殖器ではとどめを ....
ケイタイがきゅうに圏外になった

宇宙でなにかが起こっているのだ

いや、宇宙ではいつもなにかが起こっている

おっぱいの写メくれとお願いされている女や

職場のトイレでの自慰を写メで送りつける女や
 ....
こんな日にはかぜも湿気てて

死んでるのに

生きてるみたいなお昼まえだ

さとった訳でもないのに

さいきん

胸にくるようなことがなくなった


こんな日にはふゆもほどけて

日だまりの影を送りた ....
{引用=銀色の月を砕いた細雪
虚飾の街にも、しんしんと
上野発カシオペアはふるさとゆき
すれちがう旅人のなつかしいアクセント


耳の奥では遠い遠い子守唄
かあさんの声、 ....
歴史的なエピソードにこと欠かないこの地で

芦田川について語られることはあまりない

芦田川の河口はもちろん海とまじりあうのだが

見つめていると

この川が本質的には海であることがよくわかる

芦田 ....
あなたとふたたび会えてうれしい

鼻先をあなたのももにうずめると
しあわせのゆりの匂いがして
こころがころころと弾むんだよ



あなたとふたたび会えてうれしい

アメージング グレイス
改心は ....
どこへか向かう階段を

幻視して

それはなにかの行進のように見えたのです


じぶんの本心を見失ってしまいました

一生お話ししたかったけれど

言葉にできないことが多すぎて

お話しできなくなりま ....
雪は表面につもる

広い表面につもったり

たとえば枝のような

細い表面につもったり

雪、かわいらしいなと思う


それは雪ににている

朝おきたら

ぼくの広い表面にも

ぼくの細い表面にも

 ....
{引用=決して君には映らないのに
何故君は私に映るのだろう}

林檎の皮を剥こうとも君ほどの素顔はない
時の奥にみる廃虚のように
冬の底に横たわるマグマのように
不謹慎ながら、なんて君の炎 ....
あの靴はどこにいったの

あの靴はなに色だったの


いつのまにか靴は

あたしのなかで赤い色になっていた

愛はいのちと

コインの裏表になっていた

だから血まみれの靴なら

あたしのなかにあるわ ....
僕は星が好きなんだ。とくに月が好き。
 地球や太陽や月も星なんだよ。ときどき忘れちゃうこともあるけどね。
 
 月。
 満ちたり欠けたり。
 細くなったり太ったり。
 丸くなっ ....
ぼくは高校卒業まで叔父叔母に育てられた
母さんはぼくと妹にいちども会いに来なかった
誕生日にはお金が送られてくると叔母は言っていた

叔母ぼく妹で買い物に出かけると
きまった店でよく服を買っ ....
らり?

らりるれろ

らりるれろ
らりるれろ
りんごの少年らりるれろ
がぎぐげご
だぢづでど
凍った田んぼが歌いだす
らりるれろ
らりるれろ
星になったよカエルの轍
がぎぐげごがぎぐげご
らりるれろ ....
三次会のあと
はなれがたくて
鉄路にふたりツレションをした

メリークリスマス、

メリークリスマス、ミスターローレンス、

アラスカの凍る林で
奇跡たちが
ガシガシと音を立ててい ....
僕が林檎をかじっているこの世界は
銀色の象の胃袋の中にあって
銀色の象が星を喰う世界は
英語を話す蛇の海馬のあたりに浮かんでる

英語を話す蛇が
日本語を解読しようとする世界は
すべてが ....
かつて心を置き去りにした土地で
足元を掬われないように前へ、前へ

敷き詰められた岩の隙間で浮かんでいるのは
汚れた発泡スチロールの欠片ばかり
忘れられたオモチャの残骸は
ひきつった笑顔を崩さないよう ....
紅葉があんまり紅いから
メールを送ってみたんです
紅葉があんまり紅いから
安心するんじゃないだろかって
紅葉があんまり紅いから
やさしくなってみようかなって


良く撮れた
 ....
大根の葉っぱにくっついていた
かたつむりが



ひこうきぐもは
そらをきる


わたしはてらてら
ちじょうをぬう


さいほうばこを
もってこい


よいしょよいしょと
ぬってやる


ひこうきぐも ....
デクノボウとよばれて

デクノボウになって



ぽかんと
つっ立って




普遍の海から「ソレ」を汲み上げる



筒状のナニカにナリタイ
心臓と
おなじ大きさの
ぬくもりを
いつも
探しています

手のひらに
余るぬくもりは
あったかすぎて
いろんなことに
鈍くなってしまいます

手のひらに
なんにもないと
いつのまにか
握りこぶしにな ....
{引用=

*



どの色も気に入らないの。欲しいのは唇をかむ痛みの赤さ


きつね花、天秤にして恋人のふるえる声を謀りにかける


しろはくろ、くろはしろからあ ....
……とある蛙さんの携帯写真+詩おすすめリスト(138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
佇む- nonya携帯写真+ ...7*10-4-5
目指す- nonya携帯写真+ ...7*10-4-3
星の消えゆく朝より_(4- 瑠王携帯写真+ ...4*10-4-3
- nonya携帯写真+ ...9*10-3-29
逃げろ- nonya携帯写真+ ...6*10-3-23
ギター- nonya携帯写真+ ...5*10-3-18
who's_gonna_love_me_most?- 瑠王携帯写真+ ...5*10-3-11
不意に- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...10*10-2-28
なまめく- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...810-2-25
夕方を車で走るということ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...7*10-2-23
宇宙がそれを許しはしない- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...310-2-13
会いたいよ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...7*10-2-3
Sonnet_菜の花- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...23*10-1-27
芦田川にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...8*10-1-27
Maria- 笠原 ち ...携帯写真+ ...910-1-16
葬送- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...210-1-14
雪、かわいらしいな- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...410-1-8
ゆらめき- 瑠王携帯写真+ ...13*10-1-8
血まみれの靴- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...410-1-5
5円玉_と_お月さま- 北大路京 ...携帯写真+ ...19*10-1-5
四人家族のマネキン- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...2510-1-3
らり?- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...309-12-31
酔いどれの鉄路- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1109-12-23
火星に生命がいた可能性- 瑠王携帯写真+ ...7*09-12-4
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かたつむり- 小原あき携帯写真+ ...5*09-11-18
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