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リザの朱い唇が震えて 
ガラスの森ができた 
雪の降る音がするんだと言っていた
それはしゃぼん玉が割れるような音で 
十字架にキスをする温度のようだとも言っていた  
アフタヌーンティー ....
夜の終わりを
123数える
不思議とこの町には
生き物の気配がない
あるのは静寂に満ちた
silver moon
雲の隙間を塗っている


ハンカチーフには
春に咲いた花びら
 ....
8月の戯れに嫌気がさした 
僕はとろけたチョコレート色に 
世界を塗ったくりたい気分で
ほんの数秒ずれた 
シャッターチャンスで 
笑っている
夕陽が落ちてきて 
浴槽をレモン色 ....
      

           いかれた月を舐めたい 
           ひりひりする 
           ひかりで
           けがれた 
            ....
ゆるやかなカーヴ描いて
夕暮れは無言のまま
裸足の気持ち連れて
だれにも知られず
森に帰ってゆく
透明な跫音響かせ
かさかさと風を編んでいる


青の終わりが
テーブルのうえに
 ....
月のみえない夜空をみあげた
シャイな星が雲の隙間かくれんぼ
水面を蹴った水飛沫の粒のようにキラリと
脚に絡みつく風が冷たかった
心地良いからカーディガンを腕まくり
玄関の階段座り白 ....
削り落っことした青いひかりの先を歩いていた
背筋をぴんと伸ばした野良猫も野良犬もみんな連れてってさ
錆びた戦闘機からマーガレットが咲いているのを見たのさ
そよ風に誘われるがまま泪はいつ ....
気取らない
月のハンモック
紫のペチュニアの花
そんな夜に
黒い硝子の靴は
何処かしらと
少女は思う


銀色の森を見たかい?
なめらかな手触りの葉を
一枚取ったら
あの子に手 ....
線香花火の煙の匂いと
遠く遠くで垂直に昇れば
散らばって消える花火音は
静まり返る部屋で眠ってた私を
呼び覚まそうとするから


林檎色のワンピースを着て
底の低いミュールを焦りな ....
月を揺すりながら宇宙の
中空散歩の夜が落ちてきて 
ショートスカートをするり
とくぐりぬける箒星の尾っぽで
果てまで飛んで行けたらなと
思うのはなぜなんだろう
かすかに星の砂を
片手 ....
壮佑さんのマーブルさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
リザ- マーブル自由詩813-12-10
夜の数えかた- マーブル自由詩813-8-29
レモネードサンセット- マーブル自由詩513-8-10
泥のように透明なぬくもりさえも月は舐めたいという- マーブル自由詩513-8-2
サーカスの日に咲く花- マーブル自由詩8*13-7-26
翅虫- マーブル自由詩313-7-21
光源Ⅱ- マーブル自由詩512-5-17
カーテンコールはないけれど- マーブル自由詩7*12-5-13
鳴り止まない光のあぶくが頬を擽る- マーブル自由詩412-4-26
宇宙中空散歩の夜- マーブル自由詩812-4-23

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