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いつも寝ている

夢の中
春の日溜まりに
聞こえる
母猫の
まるい呼び声
瞳いっぱいに
映り込む
セカイ
さっきから
重くて仕方がない
いっそのこと
ひと思いに
地面に落ちたら
どんなに楽か
濃いピンクの花びらは
重いのだ
皆から
「まあキレイ」
なんていわれても
ちっとも
嬉しく ....
二人の話声が
雨後のしじまに
遠のいて行った
それから もう
何も聞こえない
闇はゆっくりと
比重を増し
畳に拡がる
今夜も
夜が
卵を産みに
やって来た
白くてまるい
春の光の中で
やさしく
若葉をゆらす
風が見える

ひとしきり
雨の後の
青空を
見上げると
春は
ミもココロも
軽くなる季節なのに
青過ぎる空が
哀しいキモ ....
もう これ以上
とどまれない

若葉の葉脈の
雫に
世界は まばゆい
光に満ちて
耐えている
どこから
来たのか
もう 忘れた
朝の 光の中で
わたしは いつか
い ....
壮佑さんのフクスケさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
眠り猫- フクスケ自由詩312-4-25
椿- フクスケ自由詩212-4-11
夜の卵- フクスケ自由詩4*09-4-23
春の青空- フクスケ自由詩509-4-3
- フクスケ自由詩509-4-1

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