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猫が捕ってきた雀
小さな小さな仔雀
誇らしげに口に銜えて来た時にはもう事切れていて
首なんて明後日の方向へ曲がっていた
のろまな猫に捕まっちまうなんて
きっと飛ぶのが下手だったん ....
酒と不安で、割れるように痛む頭の中身を
あの子にだけ見せたいと思う
そこは現実よりもずっと詩的で広大でユニークで、そこにあるものみんなが
あるがままにそこにあることを許されているんだ ....
私の思考が、感覚が
このちっぽけな身体と精神の限界を超えて
膨れて、広がってまるで宇宙と同化したかのような状態に
もう、どれだけの美味い酒を飲んでも
追いつかない、追いつけなくて
も ....