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シャリシャリと雪を歩く靴の音が楽しい
と言ったあの人は溶けて消えました。

晴れて、屋根に積もった雪が溶けてポタ
ポタ落ちています。

むかし、あれは小さなお化けの足音だと
いじわるなお ....
前奏の綺麗な歌謡曲が終わる頃、目を閉じると
そこに灰色に溶いた悲しみがあった。

白い、目の裏側にある心の何かをなぞる。思い
浮かぶ母の後姿。

幾度も流れる声は子音は掠れた隣りの精巧な笑 ....
道路の白線は爪で引っ掻いたようにボロボロで、白痴の老婆が
荷車を押しながら線に沿って歩いていた。そばを、猫が心配そ
うに見つめている。

風車を持つ少年はバースデーの母に、摘んだ花を届けようと ....
壮佑さんの宇野康平さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「雪のせいにする猫」- 宇野康平自由詩214-2-10
「そして、目を閉じる」- 宇野康平自由詩114-2-3
「白線の上で」- 宇野康平自由詩313-11-20

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