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コツコツコツ深夜の足音
ゴソゴソゴソ深夜の物音
何をしているのだろうと
訝りつつ目覚めれば深夜
安眠を妨げる足音や物音
決まった時刻に乱される
ドアを開け見渡しながら
誰もい ....
炬燵の上にはみかんの入ったざるが置いて在る
あたりまえのように炬燵に入り蜜柑の皮を剥く
子供の頃は至極あたりまえに蜜柑を食べたもの
蜜柑やりんごはいつも一箱ごとに八百屋さんが
届けてくれて ....
野辺に咲く花は彩りささやかな風に揺れていた
太陽の光を浴びたその場所は緑の芝生が敷かれ
青い空と白い雲が浮かび眩い光景に満ち溢れる
花園と小鳥と蝶と蜜蜂が飛びかい猫や犬と戯れ
時には小 ....
美しい音楽が流れた時、私の過去は蘇った
私の脳裡を揺さぶり私の心をも揺さぶった
蘇る過去を追いかけて遠い遠い記憶を探す
私は現から翻り遠い記憶を辿り追いかける
記憶の世界はとても淡い色 ....
限りなく美しい荒野に立ち
私はただ貴方を待っている
南から流れる風の知らせは
温かく私の身体に溶け込み
もうじき逢える希望に満ち
耐えがたき苦難も消え去る
果てしない荒野に煌く太陽 ....
日常の片隅に
読書する時間
を取って置く
新しい刺激は
時に知的欲求
を静に味わう
知的欲求から
美的欲求へと
行ったり来り
日常の片隅に
いつも何かの
欲求の時間帯 ....
深い眠りから眼を覚まし
目覚めるまでのひと時迄
混沌とした靄の中にいる
身体は動いているけれど
意識は朧な霞が晴れる迄
混沌とした靄で息を吸う
今日のゴミ出しに気付き
もう遅い時 ....
北からの風に乗せられ歩いた
心の隙間に入り込む木枯らし
カラカラと転がり込み笑った
外側と内側からの鬩ぎ合いに
渇いた心も木枯らしになった
西北西の風は頬を撫でながら
心の隙間にそっと ....