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あめがふると
くさがはえるのだと
こどもがおしえてくれた
わすれていただけなのだ
やくにたたないと
しってから
おとなになるために
すててきた
わたしとこどもを
....
やはんすぎから
ふりはじめたあめが
あさめざめると
やんでいる
それはきっと
そぼのしわざだ
まいあさ
ひめくりをめくる
そぼをみていた
しわだらけのゆびで
....
みあげると
よぞらである
ほしひとつない
わたしのひふの
うちがわである
こどくがつづく
さばくをあるきつづける
わたしである
こえがとどく
あなたのよぞ ....
父さんが
なれなかった父さんに
なろうと思う
父さんは
自動車が好きで
僕は
自転車が好き
自転車に乗る
父さんを
僕は見たことがないし
自動車を運転する
僕を父さ ....
息子が生まれた日のちょうど一ヵ月後、
わたしはそれまで勤めた職場を辞めてきた。
午後四時半頃だったと思う。
いつもより早い帰宅に不穏な顔をしてる妻、
わたしはアパートのドア ....
陸上競技の大会で
入賞した
優勝ではなかったけど
おにぎりが
少し塩辛い気がした
母さんが少し
変わった気がした
僕も
晴れわたる空
というわけではなかったけれど
い ....
数えても数えられない夜ばかり
化け猫が数値化された街に住む
マンションの日陰の隅で笑う女
光見る身を乗り出してベランダから
一階のカラオケバアから恋の唄
かんたんに ....
ものごころついたときから
あるもよおしものが
そこでおこなわれていて
開催期間:ひとのきかん
とかかれてあるので
ふしぎにおもい
うけつけのおねえさんに
ひとのきかんとは
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