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いつかわたしは
わたしから名を与えられた
わたしではないわたしが
鳥のように道に立っていた
地にも 空にも
翼は落ちていた


遠い光の日に
熊は殪された
血は流れ
人の内に ....
冬の陽は降り
地は紫になり
雪は一言に昇る
翼は一瞬を負い
朝を蹴立てて
音は姿を撒いてゆく


雨のつづき
戻らない色
薄目をあけた午後の
窓に映る抱擁


すべ ....
叫ぶ日がある
消えては現れるこの手の
痛みのない痛みに
叫ぶ日がある



叫ぶ日がある
空の半分を砕く雪に
曇を落とすことをやめた風に
叫ぶ日がある



 ....
空の青
金の傷
夜と朝が入れ替わる時の
きしむような激しい音が
無色の地平にひびきわたる


空にぶつかるひかりの歌
ひらいた腕にふりそそぐ歌
大きなはじまりの雨にまぎれて ....
霧の間に差し入れられる
細く小さな指の雨
霧が一度震えるのを見る



傘ひとつ分だけ熱くなり
灯ひとつ分だけ冷えてゆく
線路から吹く風を歩む夜



あちこ ....
bakuさんの木立 悟さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秘名- 木立 悟自由詩604-3-8
天響的黄金- 木立 悟自由詩604-3-4
ノート(叫ぶ日)- 木立 悟未詩・独白404-3-2
破片をあびて- 木立 悟自由詩204-2-29
ノート(霧)- 木立 悟自由詩504-2-25

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