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しめった風が頬をなでるのをやめ、
埃のような雲霧が二人の呼吸を失わせていく
白くかすんだ記憶の中で
街灯だけは飴玉のように赤く潤んでいたが
  
  私はそこにいるはずなのか
  そうでな ....
前髪が濡れていて、うまく夜風に
流れてくれないのを感じながら
腕を軽く上げた先の
線香花火に、視線を戻した


断末魔の産声が
チリチリと聞こえていたはず
かつての夏の夜
赤い輪郭を ....
皆月 零胤さんの二瀬さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
喪失の仮面- 二瀬自由詩17*08-9-3
Nemo- 二瀬自由詩4*08-8-23

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