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不思議な
でもどこか懐かしい音楽が聴こえていた
見回してみるとそこは上演前のプラネタリュームのようだった
僕は椅子を後ろに倒して大きな伸びをした
それから暗い天井を眺めて何かが始まるのを待 ....
{引用=「それでも、こころの中のたいせつな部分に、美しい、青い麦の生えた
草原があって、その向こうには荒々しい崖と海も見えて、そこではわたしとあな
たは虫捕りあみやかごをもって、いまでもはしってい ....
夜明け。雨が降っていて僕らは神社で雨宿りしていた。徹夜明けの僕らは相手の膝で交互に眠った。三島はここで死んだね、君が寝ている間、君の短い髪をかきあげながら、あじさいの花が揺れるのを見ていた。
....
あらのをあるいた。
土、岩、石ころ、草、葉、笹のような水にぬれた草、そしてまた土、石。
ページに目を落とす。ひとりぼっちで荒野をよぎる。
荒野のはてに。荒野のはてに。わたしはひとり。
....
わたしは言った
「あなたのことがすき」
彼女は夏のような目を開いた
ただ、セミが潮騒みたいに鳴いていた
緑がざわざわ動いて、そのむこうのとぎれとぎれの空もいっしょに動いていた
祠の向こう ....
ねえ
ちょうちょあそび、しよう、ひそひそと。
おわったら、ぜんぶ、けすの。
おもいでにしか、のこさない の。
おもいでは
すきとおって ....
秋の笛はススキ野をつらぬいていく
そらがたかい 木は枯れた
あしもとを照らす街路灯
遠くを照らす燈台
世界を包むあなたの一息
遠くの砂漠で聞いている
あなたは雨を呼んでいる
一 ....
小さな背伸びをしたことがあるか。憧れへ向かって、届かない手をもう
一息伸ばしたことがあるか。
よせてはかえし、かえしてはよせる、くりかえす吐
息が音列になる。前傾姿 ....
君を愛するということ
手を開いてあげること
朝早く起きてみること
眩しさに目覚めること
目覚めればすべては真っ白で
君も真っ白で透き通るように
笑った、君が笑うと僕も笑う
そして ....
出発ゲートで恋人と別れた後、僕は一人で五階へ上り見学テラスへ出て特上ロース
かつ定食1100円を食べた。この前はここで一緒に食べたが今度は一人だ。食べ終わると
そろそろ飛行機が飛ぶ時間だった。テ ....
昨日、僕は琵琶湖疎水に行って、蛍を見た。
4匹か5匹、川の上を飛んでいた。僕は、
一人で歩いた。幻想的に、どことなく淋しく、彼らは彷徨った。
彼らも寂しいのだろうと思った。僕は時々、川のせせらぎ ....
kauzakさんの渡邉建志さんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
愛について
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渡邉建志
自由詩
6
09-12-15
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渡邉建志
自由詩
5
09-9-2
階段のこと
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渡邉建志
自由詩
4
09-5-16
あらののはてに、わたしはひとり
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渡邉建志
自由詩
4*
08-11-14
夏
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渡邉建志
自由詩
3
08-11-13
ちょうちょあそび
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渡邉建志
自由詩
4*
08-11-10
雨明かし
-
渡邉建志
自由詩
5
08-10-27
夜の歌
-
渡邉建志
自由詩
7*
08-10-14
_
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渡邉建志
自由詩
3
08-10-8
その後の情景
-
渡邉建志
自由詩
3*
08-9-24
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渡邉建志
自由詩
2
08-4-5
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