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荒木さんが
すっぽんが獲れたから
食べにおいでよ
と言うから
友達誘って
焼酎抱えて
出かけていった

すっぽんは
みごとに捌かれ
くつくつと
鍋の中でうまそうなすき焼き風味で
 ....
錐揉みしながら
落ちてきた
とおいふる里のことも
すっかり忘れて
妖精が
家庭菜園造りに
精出す日曜日


ゴーヤは
伸びきった蔓を
なんとか
風に巻き付かせようと
精一杯の ....
食うまえに
ちょいと
遊んでやろう


ゆとり
みせて
足で押さえつけた
とたん
ハクセンシオマネキの
大きな右手に挟まれ
苦悶している


不覚!


宇宙のように ....
ひとつとして
同じ家がない

みな
違った巣穴を
掘っている

どうもやつらは
鋳型暮らしが
嫌いらしい
もう、かれこれ二時間ばかり
ゴカイの長い横っ腹に
食らいついてはいるが
どうしても
飲み込めないでいる

隣の奴は
ゴカイの頭の方に回り込み
うどんでも食うように
つるつると
器用 ....
ひょいひょいひょいひょい
ひょいひょいひょい

ひがないちにちおどってる

ひょいひょいひょいひょい
ひょいひょいひょい

おおきなみぎてでおどってる

自分律をおどってる
交差点に立ちながら考えた

なぜ俺はここにいるのだろう
紺色の制服の中のそのまた中は
少しも変わっていないのに

化石となって考えた
風がひゅーひゅーなっていた
女子高生が華やかに通り ....
三日月の夜に
ひんやりと矜持を研ぐ奴がいる。

これまでに何十人もの肉を削いできた
彼のただ一つのアイテムは
哀願と絶叫によって切れ味を増し
涙と血によって絶対に近づく。

彼は切り裂 ....
佐々宝砂さんの草野大悟さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏にすっぽん- 草野大悟自由詩12*05-7-17
妖精とゴーヤ- 草野大悟自由詩4*05-7-4
干潟の風景〜不覚!ハマシギ- 草野大悟自由詩2*04-8-13
干潟の風景〜ムツゴロウの主張- 草野大悟自由詩2*04-8-8
干潟の風景〜トビハゼの生きざま- 草野大悟自由詩5*04-8-5
干潟の風景〜ハクセンシオマネキの不可解- 草野大悟自由詩4*04-8-4
立番- 草野大悟自由詩7*04-7-26
切り裂きジャック- 草野大悟自由詩204-5-17

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