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電線を泣かせるのは
木枯らしだ
冬のからだの
声だ
何も掴めないのは
街路樹だ
冬のからだの
手だ
キシキシと縮こまった
エンジンを震わせて
登り坂を這っているのは
....
おぼろ月夜に
醤油をかけて
チュルルと
流し込んでも
うしろめたい後味が
背筋を駆けるだけだからって
桜の散り際を
ゼリーで固めて
トゥルルと
頬張っても
安っぽい哀しみが ....
蟹太郎さんのnonyaさんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬のからだ
-
nonya
自由詩
18*
10-2-9
春景色
-
nonya
自由詩
11*
09-3-20
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