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哀しみを生きるとは

舗装されていない

デジタルな道をゆくようなものだ

がんばればなんとかなる、なんて思っていた

そうならないことなんかない、そう思っていた

間違っていたん ....
ぼくを好きでいることをやめた

きみを許す

旅びとだから

きみを許す

たましいは一人でしか抱けない

ぼくを許す

旅びとだから

ぼくを許す

唇できみのからだ ....
夜風がゆるく吹いていた

さくらが銀河のようだった

カップルが一組

川向こうのベンチに座っていた

僕たちはすこし道に迷ったようだ

たまに肘があたる

あてどない人生が
 ....
きみのつくってくれた

カレーうどんが

得意料理になっています

息子ふたりの

大好きな食べものになっています


公園のさくらは満開で

雲のなかにいるようでした

 ....
木蓮はほどけて

黄いろい死斑を散らせていた

桜の木々は赤く汚れて

ところどころに

灰いろのピンクを零していた


季節はひとつを終わらせ

ひとつを始めてゆくというの ....
まわりに感謝しろとか言うけれど

まわりをリスペクトしろのほうがいい

そのほうが

まわりに感謝できそうな気がするから


うかつに感謝しようとすると

してもらったこと探しに ....
彼女は診察を受けにいった

ひさしぶりで居心地がわるかった

昼食べてるとき、わーってなった

おかあさんも先生と話をした

電話の相手はだれ?

先生は応援してくれると言った
 ....
海のおもてはエメラルドグリーンで

絶えまなく変化する指紋のように見えた

そこには

際限のない虚無や希望の陰があった

際限のない快楽や絶望の放光があった


届くことのない ....
破壊の途上の

解体現場が

夜を迎えている

声のない断末魔

それは空虚な惨劇だ


肉体も精神も

過去も未来も

そんなの関係ねえ

物質化された

いま ....
なにかに似ている

ハメ撮りは

なにかに似ている

充足と妥協の性的なスリル

ネット社会の救いようのない結末

なにかに似ている

ハメ撮りは

なにかに似ている

 ....
平日の午前

雨の日のファミレス

食器の音

まばらな客

障らない音楽

外のひかり

外は雨だ

灰いろの風だ

うんこしたくなるような

落ち着きに満たされ ....
やけどしな



春あわだつ



白いひかり



営めば営み



腐るものも



育むものも



営めば営み



白いひかり

 ....
慈しみが

ありすぎるから

つらい気持ちで

傲慢になってしまう


悲しみに

すぐ慣れるから

マイノリティが

人に傍観されている


世界で唯一の

 ....
寿司です

カウンターで寿司です

酢の匂い

きりっとやわらかい

食いもんの

わくわくする湿気

春の夜がスピンしている


既得権は

からだを支配する

 ....
いのちに寄り添えば

なんでこんな哀しいのか

外灯がけぶってます


希望、

寂しい、

胸を

見つめた


いのちに寄り添えば

なんでこんな哀しいのか
 ....
たましいって

魂って書くじゃない

云に鬼って書くじゃない

でも

たましいって

麦に心って書いたらどうだろう

麦心って
朝が更けてゆく

アフリカの太陽が

この街に

遠い音楽のように照りはじめる


ビジネスマンもウーマンも

スターバックスの紙袋抱えて

仕事場までの獣道歩いてる

 ....
木々が踊りをとめて黙していた

夜が青かった

外灯が規則ただしい涙のようだった

リズム&ブルースの

ゲゲゲの鬼太郎みたいな旋律

信号に停止するテールランプが

この世の ....
かわいい猫がいってきた

どんくらい好き、

どんくらい好きでいて欲しい、

わがままいうよ、

具体的にならいってみ、

いくつくらい、

最低30、最高100、


 ....
息を吸う

それはいまから

深海に

深海に

潜るために使われる


だからいま

息を吸う

未来に

未来に

未来に会うために


息を吸う

 ....
好きの定義はわからないけど

目を赤くさせながら

メールのやり取りをしている

セックスがゴールなら

そうではないと教えるだろう

月はまるいというけれど

ちがう光のかた ....
どこからか音がしている

いまから探しにゆくんだ

ぼくらがはぐれた場所を


孤独がしみてくるよ

バイク、トラック、バス

クルマなのかどうか


どこからか音がしてい ....
雪が散り舞う

気の遠くなる場所から

此処まで君らは降りてきた

君らが人間なら

乾杯といきたいところだ


どうやって来たんだ、

重力で来ました、

途中大変だっ ....
物足りないじぶんでも

そこに懸けてゆくさまに

求心力が生まれるんだ

それが人生のからくりだ


あらゆる預言はただの確率論だ


物足りないじぶんでも

そこに懸けて ....
しっかりした冬だったから

色づきは

とびきりのやつを見せてくれるだろう

裏切ることもなく

期待に添うわけでもなく

ひとつきもしないうちに

まいにちさくらになるだろう ....
朝日、山を越える

オレ、ゴルフに行く


休日のはじまりの風景は

こんな道すがらにもあるんだね


だれか

愛してください

温度のない希望が

ささくれだってい ....
命のともしびに

季節のかわりめの風が吹く


死と戦っていた人々も

それを受けいれてゆくようだ


死との和解


ぼくらはその

和解劇の傍観者だ


命のと ....
30年前かこんな季節

そんときしていた頭痛

なぜだか急に思い出す

あれからあんな地球から

こんな地球に来たけれど
夜しか会わないふたりだから

裸でしかさけべない愛だから


不倫だろうと純愛だろうと

互いにさびしいふりをして

互いを途方に暮れさせてた

しなびたゴムに白が溜まる

 ....
こわいです

うすらこわいです

蛍光灯の無機質さ

でもあるんです

あるんです

そんな無生物だけが

ぼくをなぐさめるということが
佐々木妖精さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(141)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとの哀しみ- 吉岡ペペ ...自由詩308-4-7
旅びとだからきみを許す- 吉岡ペペ ...自由詩1608-4-6
銀河- 吉岡ペペ ...自由詩2208-4-3
さくらの雲のなか- 吉岡ペペ ...自由詩908-3-30
春の切実- 吉岡ペペ ...自由詩1108-3-29
リスペクト- 吉岡ペペ ...自由詩208-3-28
ヒーロー- 吉岡ペペ ...自由詩308-3-27
蒼天と断崖- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-26
解体- 吉岡ペペ ...自由詩408-3-23
なにかに似ている- 吉岡ペペ ...自由詩308-3-21
雨の日のファミレス- 吉岡ペペ ...自由詩608-3-19
春あわだつ- 吉岡ペペ ...自由詩608-3-18
慈しみと悲しみと- 吉岡ペペ ...自由詩208-3-17
春の夜がスピン- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-16
春の哀しみ- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-12
麦心- 吉岡ペペ ...自由詩208-3-12
アフリカの太陽、ニューヨークの- 吉岡ペペ ...自由詩408-3-10
アラーム- 吉岡ペペ ...自由詩708-3-8
わがままの範囲- 吉岡ペペ ...自由詩108-3-8
深海に潜る- 吉岡ペペ ...自由詩808-3-6
大人げない- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-4
どこからか音がする- 吉岡ペペ ...自由詩308-3-2
旅の杯- 吉岡ペペ ...自由詩1408-2-29
人生のからくり- 吉岡ペペ ...自由詩508-2-26
まいにちさくら- 吉岡ペペ ...自由詩308-2-25
温度のない希望- 吉岡ペペ ...自由詩208-2-24
傍観者- 吉岡ペペ ...自由詩308-2-23
こんな地球に来たけれど- 吉岡ペペ ...自由詩408-2-21
朝の別れ- 吉岡ペペ ...自由詩408-2-15
蛍光灯- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...408-2-14

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