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恋人たちが
裸になる夜は
計算が合わない
数が音に
なってゆくから
建築物の息づかいも
聞こえてきたよ
スポンジみたいな
緻密なリズム
さびしさの背中に
スプーンを落として ....
1 両手を前に差し出します。
2 人差指と親指でかぎかっこを作ります。
3 なるべく今のあなたに
素直な言葉を挿入します。
4 そのまま両手を中心に向かって近付け
長方形 ....
この世界では
声の大きい人が偉かった
悪声だろうと
美声だろうと
とにかくデカけりゃ良い
デカけりゃデカいほど
権力を持っていた
マイクを持てば
鬼に金棒ってもんで
スピーカーの ....
君は週末になると
青い袋を提げて帰ってくる
シャワーを浴びて髪を乾かして
喉を鳴らしながら
何かを美味そうに飲み干すと
ふやけた足裏をぺたぺた言わせ
青い袋から取り出したのは
200 ....
人と出会い
いずれ別れが訪れるのならば
少しでも多くの傷を
出会いと別れの間に残したい
驚きという銃傷
喜びという挫傷
悲しみという刺傷
憎しみという熱傷
もっと、深い傷と
....
経験値が足りない
敵を倒せない
経験値が足りない
呪文を唱えられない
経験値が足りない
宝箱が開かない
経験値が足りない
海を渡れない
経験値が足りない
あなたを守れない
....
ことばに
すくわれたかった
だから
ほんをひらいた
けれど
ほんのことばに
こころはなかった
ことばに
ころされたかった
そんなときも
ほんをひらいた
けれど
ほんのことば ....
1 詩人の恋
詩人には愛する女性がいた
詩人は二回目のデートで
その美しい女性に告白をした
彼女の答えはこうだった
臭いセリフ吐かないで。
落胆している詩人はその ....
まず盗んだのは
鎖骨だった
あなたは、まだ知らない
わたしに盗癖と
収集癖があることを
愛になんて興味はないの
わたしの目的は
あなたの、骨
わたしはあなたの骨を
そっと ....
ただ僕ひとりの身を
猛獣と寒い夜から
守るためだけに
僕は僕の命を
燃やし尽くしてしまった
でもこれから芽吹く
僕の命は君のために
火を放とう
湿気た僕の命じゃ
小気味良い音 ....
世界の殆どは
僕の知らないこと
世界の殆どは
僕には理解不可能なこと
だけど
世界の全てを知る必要も
全てを理解する必要もないんだ
世界のほんのひとつまみさえ ....