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昨日哀しみを突き放し
今日の瞼は何も隔てない

地表を渡る細波を
裸足でなぞり
葉の無い枝のように
四方へと手指を広げている

数羽の鳥が羽を休める
屋根の上には
ソーダ色の空が
 ....
電話が鳴る
漆黒の闇の中から

それは誰でもない
誰かからの沈黙の暗号

受話器の向う側へ
言葉の無い声を弄る
焦げ臭い私の指先

電話が鳴る
跪いた気怠さの上に

凶器に ....
ゆるこさんの松本 涼さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
記号- 松本 涼自由詩1108-1-2
沈黙- 松本 涼自由詩607-7-30

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