すべてのおすすめ
熱い光はただ重なって
そっと重ねられて


渋滞した道でせわしなく鳴るクラクションも
軽やかに散歩する犬の太くて短い声も
光に飲み込まれてかき混ぜられて
珈琲に落としたミルクみたいにぐる ....
届かないと思っていた扉の取っ手は
いつの間にか腰の位置になっていた


背が伸びて視野が広がる
遮っていたものに追いつき追い越し
世界の大きさに少しずつゆびが触れる


もうすっかり ....
仕事から帰ってきたきみが珍しく
お土産があるよだなんて言ってかばんを探り
よれたスーパーの袋を差し出した



縛ってある口をほどいて覗き込むと
ふわりと青い匂いが鼻腔に飛び込んでくる
 ....
突き抜けた青天から目をそらし
振り返ってしまうことがためらわれ
気付かなかったことにした

水滴ひとつ浮かばない箱を抱えて
所在を見つけようともしなかった
抜けた羽毛を一枚入れて
ふたを ....
ゆるこさんのあ。さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初秋、夕暮れに- あ。自由詩20*09-9-9
わたしのうた- あ。自由詩24*09-8-20
ツルレイシとさくらんぼの関係- あ。自由詩12*09-7-29
祈ることで許されると思っていた- あ。自由詩25*09-4-21

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する