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「あけみ」という女の子の話。
違うかもしれない。もしかしたら僕の話かもしれない。

あけみが僕のそばにいることに気づいたのは彼女の一周忌の夜
彼女にはとても好きなカクテルがあって
僕は供養の ....
他の女と遊んでるとすぐに怒って
そのくせ
中指を突っ込んでやると
悲しそうな声をあげながら
すぐに抱きついてきた
寄ってくる女を全部食ってた頃の話
たぶん好きじゃなかったと思う

包丁 ....
あと三回死んだって

僕はおなじ姿で生きていける

生きる目的は

どこかの誰かが決めている

8ポイントのフォントに慣れてしまって

余裕のない永遠の愛ができる

 ....
海を見ると抱くあのときめきは
回帰してしまう恐怖と隣り合っているのかな
曇天のもと じっと目を凝らしていると
今にもゴルゴ13の顔をしたペンギンたちが
水平線までマトリックス状に押し合いへし合 ....
気がついたら
誰を見ても
ママになってた
道に迷った人がいれば
「かわいそうに、いま連れてってあげるね」
転んだ人がいれば
「あらあら大丈夫、泣かないで偉いわねえ」
寂しい人をみたら
 ....
朝がまた地球を回し始めます おはよう
シャワーの朝をあびてわたしの土に春がきました
雪どけの下のかすんだ緑 その下の新しい緑
時間が春の模様替えを始めました
冬にあたためていた春を
遠くの太 ....
薬を包んだんです あなた

いつも手からこぼれようとするので
私はいつも
飲み込むのに一苦労します

優しく言いくるめて 夜

撫でながらオブラート
カーテンが見ないようにしてるから ....
あおいの野に吹く風を追いかけて
転ばぬ 先 へ

君は風になり するり 水面の音に
消ゆ

そばだて て
それだけを拾おうとして 風は

流る る
太陽君のブランコで
僕のスピードはいっきに上がったよ
そしてさっきようやく 帆を張り終わった
見た目はちょうどオアフ島ほどだけど
風を受ける面積はタスマニア島なみ!!
太陽君からそよ風しか来 ....
私、カンガルーの赤ちゃん

ポケットから顔出して
冒険して 想像して
怖くなって引っ込む

ぬくぬくで安心で
うれしくて一回転
ドッタンバッタンしてから
上向いて
イタズラな顔をひ ....
うるま 
うるま
はじまりのなまえ
うるま 
うるま
ぼくんちどこいったん
ひんぷんのよこの
ゆーなんぎーのそよと
ゆーなんぎーはーめーの
いとのつつつと
はじまりのとおく
とお ....
死んだ君が極限にまで死に近づく事を語った春の夕暮れ

死を口にするのはこれで最後にしよう波打ち際のような憂愁







桜がこわい。きみはそう言った。春の夕暮れ。
汽 ....
わらいながらないた

冬のくるしいことは
もうじきにおわるんだとしんじて
きょうきはかかとすれすれのところに
しまいました

あたたかい
かぜはしおからく
さいたまは あざやかで ....
かのん、は
「入院」がだいきらい

だから高熱で白目をむいて
こんなにも
「あつくてさむいよお」ってふるえているのに
「いきたくないの」って
ベッドから起き上がっておかあさんにしがみつく ....
 
  日はまた昇る
  を書いたのは
  へミングウエイだが
  確実にこれから
  35億年
  日は昇るのだろうか
  地球の命は90億ぐらいだが
  いま私たちはその ....
耳元で
指に巻かれた髪が
音もなくほどかれるとき

少しの沈黙が欲しくても

あなたは
何事もなかったように話をつづけて
僕は
一語を味わうゆとりもなくて

また
その髪が
 ....
みんな内側で作られてきた
おなかの中の住人だったの
駅にたくさんの人が歩いているけれど
全員が妊婦から生まれたの
ブラボー
脳みそが痛いや
お母さんから生まれたんじゃなくて
妊婦さんから ....
わーい わーい わーい わーい わーい わーい わーい わーい わーい わーい

くらくら らくがき がくがく がくらき
らきらき がらくた きらきら らがっき

わーい わーい わーい  ....
女の子に生まれたかったと思う。女の子の体の匂いのする、女の子に生まれたかったと思う。女の子の友達や、妹と、床でごろごろしたり、したかったと思う。だけど僕は男に生まれて、心のほうも身体のほうも男のような .... この一年間の刑に服す私は

きっと

何かを験されるのだろう


迷い道

トラップ

油断して負けそうになったとき

何を信じればいいだろう


霞んで見えなくて
 ....
 

   東京都の人間が
   都会へ行って迷子になる
   子供の話だ
   東京の地下鉄は複雑で
   路線図を確めるのが大変である
   パリやロンドン
   イタリアぐらいだ ....
 

  {ルビ斑=まだら}になって雪が残っている
  シマウマでもないのに


  ゼブラ

  遠い爆弾   血の声



           2005・03・07
ブーツの先が、階段先に落ちています

女の人が勢いよく、列車のつなぎのドアを開けました
おじいさんはその勢いの反動で、少しのけぞります

深い汽笛が鳴り、こうこうと明るいホームは寒空を待って ....
  桃の節句だ
  いい名じゃないか
  家には仔犬のももちゃんと
  4歳児のリーちゃんがいる
  まだフェミニズムとか騒がない
  同じ人間だが
  やはり性差はあると思う
 ....
  

   朝はいつ空けるか
   モダンアートのような
   朝焼けが見たい
   心の中が掻き立てられるから
   燃えてくる海
   でっかい太陽がイビツになってる
   いっ ....
サンボール
煌く窓辺
髪が頬にかかり
数本は口元まで寄りかかる
白壁のビルが空と一枚になって
雲は遠慮がちに薄い
揺らぐ陰まで淡く香る
ペチコートカーテン
ひらり
青いスニーカーが似 ....
 
カーテンの向こうの 
ついぞ見えたことのない 
とおくを見るまなざしの
(がたーん)
ひとりの
(がたーん) 
月影 
この、流れていくみどりのうえの 
ぶれていく指の 
疾走 ....
  仔犬のトイ・ヌードル
  ももちゃんは
  六ヶ月になった
  体重も2.7キロに
  いまはとっくんちゅうである
  お手 
  お座り
  ふせ
  ハウス ....
  
  AM4時になった
  烏もなかない
  あんなにゆきとあめをふらせたのだから
  きょうは晴れだろう
  まだカーテンは開けていない
  眠剤が効かないので
  朝早く起きてし ....
  ノックを受けた
  10本 50本 100本
  陸上競技場でだ
  打っているのは父だ
  容赦なく短いボールや
  横へのボール
  前と後ろのフライ
  ショートバウン ....
あおばさんの未詩・独白おすすめリスト(462)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- いとう未詩・独白17+05-4-8
あけみ- いとう未詩・独白1505-4-8
○ボタンを連打する間に夏はどこに行ってしまったんだろう- ピッピ未詩・独白405-3-31
リサイクル・ミー- クリ未詩・独白305-3-30
職業病- チアーヌ未詩・独白605-3-30
優しい仕事- ふく未詩・独白5*05-3-29
オブラート1包- ふく未詩・独白4*05-3-26
あおいの野に吹く風- ひより未詩・独白9*05-3-21
太陽からの風- クリ未詩・独白205-3-18
カンガルーの赤ちゃん- 木葉 揺未詩・独白10*05-3-18
連音/うるま- AB(な ...未詩・独白805-3-16
遺された春(3)- 渡邉建志未詩・独白6*05-3-16
神奈川流星- オオカミ未詩・独白1405-3-15
『かのん、の、「入院」』- 川村 透未詩・独白30*05-3-13
日はまた昇る- 天野茂典未詩・独白305-3-9
ほどかれた髪- ベンジャ ...未詩・独白605-3-9
マーカー- サダアイ ...未詩・独白705-3-9
らくがき・(わーい)- (1+1 ...未詩・独白2*05-3-9
女の子に生まれたかったと思う- 渡邉建志未詩・独白205-3-9
- 蒼木りん未詩・独白1*05-3-8
まさか迷子になるまいが- 天野茂典未詩・独白205-3-8
アフリカでは- 天野茂典未詩・独白105-3-7
夜、最終列車のつなぎ目- ふく未詩・独白1*05-3-6
この詩を読んでくれる人に- 天野茂典未詩・独白605-3-3
太陽はひとつの窓なのだ- 天野茂典未詩・独白305-3-3
日和- 湾鶴未詩・独白505-2-25
遺された春- 渡邉建志未詩・独白2*05-2-20
ももちゃんとお食事- 天野茂典未詩・独白505-2-20
あんなにゆきとあめをふらせたのだから- 天野茂典未詩・独白305-2-20
飛びつきながらボールをさばくぼくらの姿は- 天野茂典未詩・独白305-2-18

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