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枯葉が駆けてゐるだけの炎天

夏に取り残されてゐる擂り鉢の中 

まめな母の日記帳残される
入江の向こうに
黒い影が浮かんでは消える
波の音を奏でる
音符のように

埋まらないパズルのような曲線を描いて

この場所を離れないものがあることを
僕はくりかえし
思い出していた
砂遊びのあとの
誰かの
足跡に踏まれて
散らばるコトバのかけらたち
やがて芽を出すのか
生れたて
二葉の色をしている

欠けた珈琲カップ
転がる
誰かの
忘れもの
危ないから
 ....
唐草フウさんの紅茶猫さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
残暑- 紅茶猫俳句3*25-9-16
空は流れる_明日の方向へ- 紅茶猫自由詩8*25-4-25
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