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罫線のパントマイムを観測する
午後三時十一分
抽斗の中に漂う真珠色の憂愁に呼応して
ぶれてゆく窓枠
書棚のざわめきが
微笑んでいるソファの方へ吹き寄せられる
白いカップのアールグレイを ....
白くしずかな八月の
午さがりのあかるい部屋である
私はただソファに横たわっている
そして部屋の中空を
一個の檸檬が歩きまわっている
まるで散歩でもしているようだ
いつのまに出現したものやら ....
小川 葉さんの塔野夏子さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
室_内
-
塔野夏子
自由詩
7*
07-11-11
檸檬の歩行
-
塔野夏子
自由詩
10+*
07-8-1
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