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風に
揺られる
けして
折れることはなく
風に揺られる

しなって
しなって
狂ったみたいに
しなって

風のないとき
やわらかな光に
輝けば

大昔から伝わる
 ....
私たちが校舎で出会うのは
おばけなんかじゃない
それは
だれかの通り過ぎていったあと
だれかの
いちばん子供だったときの
いちばん光に満ちた
いちばん軽やかな
いちばん無防備な歩み
 ....
林檎のジャムを一瓶、食べてもいいと
いわれたような気がした
大人みたいに好きなだけ、起きていてもいいと
いわれたような気がした
明日も、あさっても、その次の日も
ずっと日曜日みたいな気がした ....
炎が大きくなると
みな逆に息をひそめる

瞳にかすかに邪悪なものが
やどっていたとしても

驚いてはいけない
子らは儀式の最中において
完璧に集中している
わすれまじ
ここに永遠(とわ)にはおらぬことを
はなびらがめくれて
むせかえる花粉が
風にまみえ

この夕方 君においつく
Porterさんの美砂さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ススキよ、ススキ- 美砂未詩・独白3*07-10-7
おばけなんかじゃない- 美砂自由詩6*07-7-17
わたしのそばにそれがきたとき- 美砂自由詩4*07-6-13
火遊び- 美砂自由詩9*07-6-10
君においつく- 美砂自由詩7*07-6-4

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