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まだ、淡い光の粒が
生温い風に乗って
私の目の前を
きらきらと通り過ぎた
限り無く空に近い
窓辺から首を出して
その、行く手を追い掛けても
追い付ける筈は
なく
....
爪先がそっと
水鏡を優しく犯して
小さな波紋たちが
ちゃぷちゃぷと揺れている
指の腹でなぞった
かたつむりの足跡は
今はもう
乾いてしまった
抜けるような空は
白と ....
窓ガラスに映る
鏡合わせの
パラレル・ワールドは
ありふれた物語を綴る
三流の映画を気取って
にやりと
笑みを、浮かべている
雨が降っている
(陽が照っている)
....
愛すことを忘れた
曖昧な笑みで
あなたに似たあたしは
赤い糸を
あちこち千切っている
朝に疲れてしまった
あたしは、そっと
新しい夢を見る
明日を、探している
飽き ....
黄色のチョークが
規則正しく
ステップを踏む間
私は目をふせて
逃避行を開始する
説明を模したような
子守唄が
耳に語りかけて
私の身体は空へと
浮かび上がっ ....
ゆるすことにつかれてしまった
ひとりのせいめいたいは
とけいのはりをおって
じかんをとめて、しまった
はりとはりのあいだで
だれかをまちわびている
そのまま
うずくまっている
....
この街の何処かで
ステロイドの人形が
冷えた歌を奏でる時
私はきっと
あの、行きつけのカフェで
モカカプチーノを
ゆったりと
啜っている
帰宅途中の少女が
出かかっ ....
むきになって
取り繕った一雫、が
忘れ去られた今
ようやくチクチクと
棘を
発生させて
忘れるな
忘れるな、と
声を上げている
(ように、感じる)
洗濯機に ....
ストライプから
学生の香りがする、頃
私は意識を繋ぎ止めることに
必死になっている
目の前の
おもちゃの看板の意味を考えることに
全神経を集中させて
まどろんでいる
落ちては、い ....
Porterさんの山中 烏流さんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
窓辺
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山中 烏 ...
自由詩
9*
07-6-17
真夏日
-
山中 烏 ...
自由詩
14*
07-6-16
パラレル
-
山中 烏 ...
自由詩
7*
07-6-15
あ
-
山中 烏 ...
自由詩
10*
07-6-7
白昼夢
-
山中 烏 ...
自由詩
10*
07-6-6
少女A
-
山中 烏 ...
自由詩
15*
07-6-4
アナザーストーリー
-
山中 烏 ...
自由詩
9
07-5-10
一雫
-
山中 烏 ...
自由詩
15*
07-4-24
朝のバス
-
山中 烏 ...
自由詩
8*
07-4-20
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